2019年1月17日更新.3,352記事.5,843,858文字.

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咳喘息に吸入ステロイド?

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咳喘息に吸入ステロイド

咳喘息は喘息の前段階ともいわれ、適切な治療を行わないとその10~30%が本格的な喘息に移行するといわれている。

治療には診断基準にもあるとおり気管支拡張薬が有効であるが、症状が軽減しても消失するまでには至らず、確実な効果のある吸入ステロイド薬を使用する場合が多い。

そのため、早期に吸入ステロイド薬の使用を開始し、気道の炎症を抑えることが重要となってくる。

咳喘息では吸入ステロイド薬を高用量で使用することはまれで、重症の場合は経口ステロイド薬を併用し、それ以外の場合は吸入ステロイド薬を低~中用量程度で使用する。

咳喘息では発作も喘鳴も現れないため、咳が治まると吸入の自己中止や通院を中断してしまうことがあるが、短期間で治療を中断した場合、気道の炎症を抑えきれず再燃してしまう可能性が高くなってくる。

このため最低でも症状が改善、消失してから3~数ヶ月間の使用が必要とされている。

吸入ステロイドは早期に導入したほうがいい

喘息発症後2年以内に吸入ステロイド剤を開始した早期導入群と、2年以上たってから開始した遅延導入群で、5年後のコントロール状況を比較。

早期導入群では遅延導入群に比べて1日に使用する吸入ステロイド量が半分で済み、治療目標の達成率も早期導入群で有意に高かった。

吸入ステロイド

喘息の基本的な病態が気道炎症であることが明らかとなったため、最も抗炎症作用の強いステロイドを喘息治療に積極的に使うようになった。
また、経口ステロイドに比べて副作用がはるかに少ない吸入ステロイドの有効性が明らかになったことも、喘息にステロイドを積極的に用いるようになった理由の一つである。
吸入ステロイドは喘息の薬物療法の中で最も重要な地位を占める。

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