更新日:2017年1月22日.全記事数:3,095件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

アスピリン喘息じゃなくてアスピリン不耐症?


スポンサードリンク

アスピリン不耐症

Q&A|アスピリン不耐症とは

 アスピリン不耐症とは、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)服薬後数十分~ 3 時間以内に現れる過敏症状のことである。喘息発作(いわゆるアスピリン喘息)または鼻炎を呈する気道型と、蕁麻疹ときに血管浮腫を生じる皮膚型に大別される。気道型では慢性副鼻腔炎や鼻茸の合併、嗅覚低下を示す例が多く、皮膚型は慢性蕁麻疹患者でよく見られる。
 発症頻度については、日本での正確なデータはない。Settipaneによると、成人の0.30%、子供の0.32%に認められるという。喘息患者におけるアスピリン喘息の比率は、厚生省成人気管支喘息研究班のアンケートで7.7%と報告されている。
 この点から、喘息を有する急性期脳梗塞患者にアスピリンを用いる場合には、可能な限り、かぜ薬等による喘息既往の問診を行わねばならない。また、服用後の患者状態を注意深く観察し、本症が懸念される場合には、他の抗血小板薬への切り替えを考慮する。ちなみに当院では、年間およそ200例の急性期脳梗塞患者にアスピリンを処方しているが、問診をきちんと行えば問題となるようなことはまずない。
 発症機序に関しては、NSAIDのシクロオキシゲナーゼ(COX)-1阻害作用により、アラキドン酸カスケードがリポキシゲナーゼ系にシフトし、強力な気管支平滑筋収縮作用や血管透過性亢進作用、鼻汁分泌作用を持つシスティニルロイコトリエン(LTC4、LTD4、LTE4)が増加することで症状が発現するとされている。すなわち本症は、COX-1阻害作用を持つNSAID全般に対する過敏症状なのである。アスピリンに対する特異的アレルギーとの誤解を生みやすい「アスピリン不耐症」は不適切で、「NSAID不耐症」と呼ぶべきであろう。

アスピリン喘息、じゃなくてアスピリン不耐症、じゃなくてNSAIDs不耐症が正しい。

喘息だけじゃなくて、蕁麻疹などの皮膚症状もあり、アスピリンだけじゃなくて、ほかのNSAIDsでも発症するから。

アスピリン不耐症による蕁麻疹は30~40歳代の女性に多く、頻度は人口の1%前後といわれています。

NSAIDs服用後30分から数時間後に蕁麻疹、顔面紅潮、血管浮腫などの症状を認めます。

このようなアスピリン不耐症は食用色素(タートラジンイエロー)、パラベン類および食品(ジャガイモ、トマト、キュウリ、トウガラシ、イチゴ、メロン、チョコレート、ナッツ)でも誘発されます。

「ピリン系で湿疹出たことあります」という人がアスピリンをピリン系だと勘違いしている場合もある。

その人はこのアスピリン不耐症なのかも知れない。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

リンク

お気に入りリンク集
お気に入り書籍
添付文書を調べる(PMDA)

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク