2018年10月17日更新.3,349記事.5,698,953文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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善玉と悪玉以外のコレステロール?

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総コレステロール

血液中にはLDL-CとHDL-C以外にもコレステロールが流れているので、LDL-CとHDL-Cを足しただけではTCにはならないのです。
TCは低ければ低いほど良いと思っている方が多いようですが単純にそうとはいえません。
コレステロールは身体になくてはならないものです。
コレステロールの働きは様々で、身体に必要な次のような成分の原料になります。
・胆汁酸
・細胞膜
・各種ホルモン
・脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)
コレステロールは、食事からも摂取されますが、多くは肝臓で作られます。
そして、肝臓から血液中に入り、全身の細胞に届けられるのです。

コレステロールは単独では血液中に存在しない

コレステロールは水に溶けないので、コレステロールのままでは血液中に存在することができません。
そのために蛋白質と脂質とコレステロールのかたまりを作ります。
このかたまりはリポ蛋白と呼ばれ、含まれているタンパク質、脂質、コレステロールの割合によって、いくつかの種類に分けられます(カイロミクロン、VLDL、LDL、HDL)。
LDLやHDLというのはこのリポ蛋白の種類の1つで、コレステロールそのものではありません。
LDLに含まれるコレステロールがLDL-C、HDLに含まれるコレステロールがHDL-Cです。
これらは、コレステロールを多く含んでいるので、身体の中の脂質の指標としてまずはLDL-CとHDL-Cに着目するのです。

LDLとHDL

コレステロールの運び屋が「LDL」と「HDL」です。

LDLが増えすぎるとコレステロールが血管壁に付着して固まりをつくるので、血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなって、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの動脈硬化性疾患のリスクが増すことになります。
そのため、LDLコレステロールは「悪玉」と呼ばれています。

HDLは、血管壁に付着したコレステロールをほぐし剥がれやすくして、動脈内から運びだしてくれます。
これによって動脈硬化のリスクが抑えられるため、HDLコレステロールは「善玉」と呼ばれています。

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