2018年10月17日更新.3,349記事.5,698,953文字.

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白髪染めでかぶれ?

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白髪染めによるかぶれ

白髪染めでかぶれた、という話はよく聞く。

白髪染めでパラフェニレンジアミン(PPD)という成分が入っている場合、非常に強いかぶれを起こすことがあります。

長年使っていれば心配ありませんが、最近になって使い始めた人で、顔やまぶたが腫れるようなら、それが原因である可能性も。

使用前には必ず腕などで試してからお使いください。

<医療&健康ナビ>接触皮膚炎 日用品でかゆみや腫れ(毎日新聞) – goo ニュース

 茨城県取手市の加藤とみ子さん(63)は4月末、美容院で白髪染めをした。翌日の夕方から頭部がかゆくなり、次の日には髪の生え際がコブのように腫れた。顔もパンパンに腫れてきて、目も開かない状態だった。

 かかりつけの内科医院に駆け込んだ。肝機能検査の後、アレルギー症状を抑える薬の投与を受け、ようやくまぶたが開いてきてホッとした。腫れが引くまでに6日かかり、仕事も2日休んだ。

 「これまでも白髪染めをしていましたが、こんな経験は初めて。毛染め剤が体に合わないと、これほど影響があるのかと驚きました」と加藤さんは振り返る。

 ◇使い続け突然発症

 中山皮膚科クリニック(東京都品川区)の中山秀夫院長は「高齢者人口の増加や、若い人のおしゃれで毛染めをする人が増え、かぶれる人も増えている。『10年使っているのにかぶれるはずがない』と言う患者さんもいるが、使い続けているうちに突然起こることが多い」と話す。原因に気付かず使い続けると、湿疹の悪化を招く。

 毛染め剤によるかぶれの原因の多くが、主成分であるパラフェニレンジアミン(PPDA)だ。色持ちがよいため、多くの製品に含まれる。PPDAが皮膚に繰り返し接触すると、体の免疫反応がこれを排除しようとアレルギーを起こすことがある。

 中山院長は「ゴムの老化防止剤や衣類の染料も、PPDAと構造の一部が同じであるため、PPDAにかぶれた人は、ゴムや染料にもかぶれることがある」と話す。

 症状が出た場合には、パッチテストで原因を特定することが大切だという。原因物質へのアレルギーはずっと続くが、接触しなければ症状の再発を防げるからだ。パッチテストは通常、原因とみられる物質を皮膚に貼って、2~7日後の間に3回、反応を見る。

 PPDAが原因だと分かれば、PPDAを含む毛染め剤は使えない。同クリニックでは、患者が希望すれば、PPDAを含まない黒色に染まる毛染め剤を勧めている。植物色素を使った「ヘナ」と呼ばれる毛染め剤にもPPDAが含まれる場合があり、注意が必要だという。

 かぶれは、医学的には接触皮膚炎と呼ばれ、刺激物質やアレルギーを起こしやすい物質(抗原)が皮膚に接触することによって発症する。古くからウルシなどの植物によるかぶれが知られるが、洗剤▽シャンプー▽化粧品▽アクセサリーやピアスの金属(ニッケルなど)▽ゴム製品▽外用薬――など、さまざまな原因で起こる。

 最近では、00年8月まで生産されたコクヨS&T社の抗菌デスクマットの使用者で、腕などにかゆみや赤く腫れるなどの被害が相次いだ。製品評価技術基盤機構の調査で、有機系抗菌剤と断続的に接触したことによる皮膚炎だと分かった。同社は06年から回収しているが、約1200人の被害が報告された(10年7月時点)。

 また、国民生活センターによると昨年、水にぬらして首などに巻くとひんやりする「冷感タオル」で「湿疹が出た」などの苦情が寄せられた。8製品を調べたところ、7製品に接触皮膚炎を起こす恐れのある防腐剤が含まれていた。節電意識の高まりで冷感グッズが人気だが、同センターでは「タオルが固まらないように、防腐剤を含んだ水を染み込ませた製品もある。開封後は必ずぬるま湯でよく洗い、皮膚に異常を感じたら専門医に相談を」と助言している。

 ◇保湿でバリアーを

 接触皮膚炎を防ぐ対策はあるのだろうか。

 東京医科歯科大の高山かおる講師(皮膚科)は「洗い過ぎなどで皮膚が乾燥していると、原因物質が入りやすくなる。乾燥したらしっかりと保湿して、皮膚のバリアーを保つことが大切」と指摘する。また「化粧品で皮膚炎を起こすと『すべて使わない』と過剰反応する人もいるが、日焼け対策は必要。低刺激の製品を選び、首や腕の内側で試してから使ってほしい」と話している。

 ◇接触皮膚炎を起こす部位と主な原因

 <頭髪部>

 毛染め剤、シャンプー、育毛剤、ヘアピン

 <顔面>

 化粧品、外用薬、花粉、日焼け止め剤、めがね

 <目の周り>

 点眼薬、ビューラー、化粧品

 <唇・口の周り>

 口紅、リップクリーム、歯磨き粉、マンゴーなどの食物、金属

 <耳>

 ピアス、補聴器、めがね

 <首>

 ネックレス、衣料用洗剤

 <手>

 洗剤、手袋

 <腕>

 ブレスレット、時計、洗剤、抗菌デスクマット

 *接触皮膚炎診療ガイドラインを基に作成

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コメント

  1. コメントありがとうございます。

    医薬品以外の成分に関する体内動態などを調べる術がわからず、申し訳ありませんがわかりません。

    ただ、かぶれなどのアレルギー反応は個人差があり、血中や皮膚に微量でも残っていれば反応を起こす可能性がありますので、数値的な指標はあまりあてにならないかも。
    平均的な治癒時間というのも具体的にはわかりませんが、皮膚が生まれ変わるターンオーバー期間は2~4週間なので、そのくらいの期間が平均的な治癒期間かと思います。

    yakuzaic:2014/2/8

  2. 以前より、毛染めによるカブレ体質。
    カブレ無い毛染め有るとの勧めで毛染めしてもらう。
    4時間後より痒み発症。
    美容院に問合せ。
    成分表示は、硫酸パラフェニレンジアミン、レゾルシン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、エデト酸塩(´д`|||)
    頭部及び生え際全体の發赤、微小、粟粒大の湿疹。
    セレスタミン8錠×分4
    スカルプローション塗布。
    48時間経過。痒み発赤有り。
    PPDA の体外排出時間及び、平均的な治癒時間が分かれば教えて下さい。

    totopha:2014/2/7

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