更新日:2016年11月8日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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パルミコート吸入液の期限は2か月?


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パルミコート吸入液の期限

パルミコート吸入液の期限は、
「アルミ袋開封後、2ヵ月以内に使用すること。」
となっています。

以前は1か月でした。

6カ月の安定性が確認されているのですが、製造から包装までに要する期間を差し引いて設定しています。
1か月から2カ月に延長されたのは、製造から包装までの工程が効率化され、その所要期間が5カ月から4カ月に短縮されたためです。

パルミコート吸入液は5本ごとに袋に入ってる包装です。
そのため、
「パルミコート吸入液 7本」
みたいな処方が来たら、3本を期限切れで捨てる可能性が出ます。

つながってる医療機関であれば、問い合わせして5本単位の処方に変えてもらえないか相談できますが。
なるべく5本単位で処方してもらいたい。

光で分解

ブデゾニドは光で分解するので、必ずアルミ袋に保管するように指導される。
保管用アルミ袋開封後は、2か月以内に使用する。

このため、開封した日付を記載して保護者に渡すこと。
ただし、期限を過ぎたものを使用した場合、安全性の点からは、1アンプル中に含まれるブデゾニド分解物の量では人に対して問題がないことが確認されている。

本剤の無包装品は、遮光して保存する場合、室温で6ヶ月安定であることが安定性試験結果で判明しているが、本剤は無包装の状態で海外から輸送され、わが国でアルミピロー包装を施している。
この製造から輸送および包装にかかる期間が最大で4か月と見積もられ、6ヶ月-4ヶ月となり、差し引いた2か月が期限とされている。

パルミコート吸入液とタービュヘイラーの用量の違い

パルミコートの吸入剤には、パルミコート吸入液とパルミコートタービュヘイラーがある。
ネブライザーで吸入する吸入液と、ハンドネブライザータイプの吸入剤の用量の違いについて、ちょっと疑問に思う。

パルミコート吸入液の用量は、

通常、成人にはブデソニドとして0.5mgを1日2回または1mgを1日1回、ネブライザーを用いて吸入投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日の最高量は2mgまでとする。
通常、小児にはブデソニドとして0.25mgを1日2回または0.5mgを1日1回、ネブライザーを用いて吸入投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日の最高量は1mgまでとする。

成人1日1000μg、最高2000μgまでOK。

パルミコートタービュヘイラーの用量は、

成人
通常、成人には、ブデソニドとして1回100~400μgを1日2回吸入投与する。
なお、症状に応じて増減するが、1日の最高量は1600μgまでとする。
小児
通常、小児には、ブデソニドとして1回100~200μgを1日2回吸入投与する。
なお、症状に応じて増減するが、1日の最高量は800μgまでとする。
また、良好に症状がコントロールされている場合は100μg1日1回まで減量できる。

成人で1日200~800μg、最高1600μgまでOK。

タービュヘイラーよりも、吸入液のほうが用量が多い。
大した差ではないと言われれば、大した差ではないのかも知れませんが。

メプチンにしても吸入液のほうがハンドネブライザーよりも用量が多い。
吸入液のほうが、より効率的に気管支まで薬液を到達させることができるので、少ない量で良いんじゃないかと思ったりもする。

パルミコート吸入液の臨床成績の項をみると、
パルミコートタービュヘイラー200μg1日2回と、パルミコート吸入液0.5mg1日2回又は1.0mg1日1回
パルミコートタービュヘイラー400μg1日2回と、パルミコート吸入液1.0mg1日2回
が同等のようです。

吸入液のほうは1日1回という用法も認められているので、長時間働くってことなのかどうなのか。
とにかく同じ吸入剤でも用法用量は違くなるということ。

パルミコートは1日1回でも効く?

吸入ステロイドの用法は、シクレソニド(オルベスコ)が1日1回の吸入で効果が持続するのが特徴であり、他の薬剤は1日2回である。

しかしながら、ブテゾニド(パルミコート)はエステル化による局所作用持続性があるため、軽症喘息の1日1回と2回の吸入において呼吸機能や喘息症状に有意な差を認めなかったとする報告もある。

パルミコート吸入液は大人にも使える?

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役会長兼社長:加藤益弘)は、吸入ステロイド喘息治療剤「パルミコート吸入液0.25mg」「パルミコート吸入液0.5mg」(一般名:ブデソニド吸入用懸濁剤)の成人および5歳以上の小児の用法・用量の追加承認を本日取得致しました。
これまでパルミコート吸入液は生後6ヵ月から5歳未満の乳幼児に対する適応となっていましたが、今回の追加承認により、生後6ヵ月以上の乳幼児から小児、成人までの適応を取得する唯一の吸入ステロイド薬となり、幅広い年齢層の患者さんに気管支喘息治療が提供できることになりました。アストラゼネカ ジャパン:プレスリリース

そっか。

今まで5歳未満しか使えなかったんだ。

パルミコートタービュヘイラーは逆に、成人しか使えませんでしたが、新しく小児適応が追加になってました。

大人でネブライザーを使って吸入する人はあまりいないかと思いますが、高齢者の方だと吸気流速が低くなっているのでネブライザーを使ったほうがよいかも。

パルミコートの特徴

・ドライパウダーの吸入用ステロイド。(タービュヘイラー)

・持続性で全身性の副作用が弱い。(タービュヘイラー)

・1回量がごくわずかで吸った感じはしないが、正しく操作すれば吸入できている。(タービュヘイラー)

・乳幼児用のネブライザー吸入剤。(吸入液)

・1回分ずつのプラスチックアンプル。(吸入液)

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