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LDLコレステロールは測定できない?
公開. 投稿者:脂質異常症.この記事は約1分27秒で読めます.
1,805 ビュー. カテゴリ:LDLコレステロール
LDLコレステロールとは、俗に言う悪玉コレステロールのことで、脂質異常症の検査項目で最も重要なものと言えるでしょう。
LDLコレステロール値は直接測定法を用いるか計算式で算出します。
しかし、このLDLコレステロール、直接測定するのが難しいという。
脂質値の検査項目は、総コレステロール値、HDLコレステロール値、トリグリセライド値の3種で示されることが多く、LDLコレステロール値が示されているケースは少ない。
測定されたとしても、バラつきが多い。
フリードワルドの式
ガイドラインでは、フリードワルドの式からLDLコレステロール値を計算により算出することが推奨されています。
LDLコレステロール=総コレステロール-HDLコレステロール-中性脂肪/5
悪玉コレステロールは直接測定しない?
悪玉コレステロール「直接測定」は不適当…動脈硬化学会 健康ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)
日本動脈硬化学会は、特定健診(メタボ健診)の測定項目にもなっている悪玉コレステロール値(LDL)について、「現在の直接測定法は、正確に結果が出ない危険性があり、適当ではない」との見解を発表した。
コレステロールは細胞膜の原料などになる脂質だが、悪玉が増えると、血管の内側にへばりついて、動脈硬化などの原因になる。悪玉の数値は、総コレステロール値から善玉の数値などを差し引いて求めていたが、現在は試薬で直接測定する方法が普及し、特定健診などでも使われている。 同学会は、一般診療では、正確な値が出やすい従来の計算方法で、LDLの値を求めることを強く推奨している。
去年の健康診断で求められた値はどうだったんだろう。
基準値オーバーしていたわけではありませんが。
日本で計った検査値と、海外で計った検査値が違うというのはうまくないですね。
どっちが正確に計れるかというよりも、世界で一般的に行われている測定法を使ったほうが正しいような。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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