更新日:2016年12月31日.全記事数:3,190件.

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痛風は風が当たっただけでも痛い?


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痛風の由来

痛風という病名は、風が当たっただけでも痛いから、ということから命名されたと言われることがあります。
しかし、この「風」は吹く風のことではなく、病気のことを意味しています。痛みが特徴の病気ということです。
だとしても、歩けないほど激しい痛みであることは事実です。

尿酸値が高いから痛む?

尿酸値が高いことが、直接、痛風発作を起こすのではありません。

尿酸値が高い人では、血中に溶けきれなくなった尿酸が足の関節などに結晶を作っています。そのかけらが刺激になって発作が起こります。

体液中の尿酸濃度が低下すると尿酸塩の結晶が溶け始めますが、その一部が関節腔内に浮遊して炎症を惹起するので、尿酸降下剤を飲み始めてしばらくは結晶のかけらができやすくなり、発作が起こりやすくなります。

痛風発作時の尿酸値は高い?

痛風でよくある誤解に「痛風発作中は血清尿酸値が高い」との誤解を指摘した。

痛風は、その基礎病態である高尿酸血症が持続した結果、足指などの関節腔内に析出した尿酸塩結晶が好中球の貪食を受け、激烈な疼痛を伴う急性炎症反応として発症する。

また、血清尿酸値が高いほど痛風発症のリスクが高まることが知られている。

そのため、痛風発作中も血清尿酸値が高いと考えられがちである。

しかし、発作中に産生されるIL-6などのサイトカインにより尿酸の排泄が促進されることなどから、むしろ血清尿酸値は、低下している場合もある。

参考書籍:ファーマトリビューン2012.2

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