2019年3月19日更新.3,395記事.5,972,840文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

セレベントの長期使用は安全か?

スポンサーリンク


セレベントの安全性

以前から喘息の発作止めの吸入剤「β2刺激薬」の使いすぎが喘息死を引き起こすと言われて、現在気管支喘息の主流はステロイドの吸入剤になっています。

発作止めとして使われているβ2刺激薬は「短時間作用型」で使ってすぐに効果が現れる薬です。そうでなければ発作止めとして使えません。
しかし、すぐに効果の出ないβ2刺激薬もあります。
それが「長時間作用型」の吸入剤として知られるセレベントです。

2005年11月アメリカ食品医薬品局(FDA)は、長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激薬(LABA)の使用が、重篤喘息の悪化と喘息関連死のリスクの増大に関係していると発表しました。
β2刺激薬の長期連用によってβ2受容体の減少(ダウンレギュレーション)が起こり、発作止めとして使うβ2刺激薬の反応が鈍くなることが考えられます。

セレベントは漫然と使用しない

セレベントは12時間以上作用が持続することからLABAと称されるが、十分な効果の発現までに30分程度を要するため、発作時の使用には適していない。

LABAについてはICSと併用するのが基本であり、症状がコントロールされたら中止するのが原則だ。

最近、成人喘息のコントロール不良例については、ICSを増量するより低用量のICSにLABAを併用したほうがコントロール改善に寄与することが知られるようになり、ICSとLABAの合剤であるアドエア、シムビコートの有用性が期待されている。

しかし、LABAは、小児喘息については成人喘息に比べてエビデンスが乏しく、また米国食品医薬品局(FDA)は喘息死や致死的発作のリスクを上げる可能性を勧告していることから、漫然とICS/LABA合剤を使用せず、コントロールが得られたらICS単独に切り替えるべきでしょう。

長期管理は抗炎症薬を主体に使用すべきで、LABA単独によるコントロールや漫然とした使用は避けるべきです。

参考書籍:クレデンシャル2010.11

スポンサーリンク

うっ血性心不全患者に禁忌の抗血小板薬は?

IMG_0670
薬剤師

下記の抗血小板薬のうち、添付文書上、うっ血性心不全の患者に対して禁忌の薬剤はどれか。
A. アスピリン
B. クロピドグレル
C. シロスタゾール
D. プラスグレル
E. チカグレロル

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

yakuzaic
名前:yakuzaic
出身大学:ケツメイシと同じ
生息地:雪国
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう byカルテット

人気の記事

  1. 粉砕してはいけない薬一覧
  2. モーラステープを小児に使っても良いか?
  3. 配合不適・配合注意一覧
  4. 一包化に適さない薬一覧
  5. 柴胡加竜骨牡蛎湯はハイリスク薬?
  6. PPIの処方は8週間まで?
  7. 患者が使い残した麻薬はどう処分する?
  8. 湿疹と発疹の違いは?
  9. ゲルとゾルの違いは?
  10. ヒルドイドクリームとソフト軟膏の違いは?
  11. ユベラとユベラNの違いは?
  12. タミフルは5日分飲みきらなきゃダメ?
  13. レセプト摘要欄に記載する事項
  14. ベルソムラを粉砕してもいいか?
  15. コンタクトレンズしたまま点眼してもいい?
  16. リリカ1日1回はダメ?
  17. 処方せん同日受付は受付1回?
  18. ジスキネジアとジストニアとアカシジアの違いは?
  19. リリカを急に止めてはいけない?
  20. 塗り薬は混ぜちゃダメ?

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク