2016年2月17日水曜更新.3,263記事.5,244,533文字.

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めまいにアデホスコーワ錠は効かない?

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アデホスコーワ腸溶錠と顆粒

アデホスコーワには顆粒と腸溶錠がある。

アデホスコーワ腸溶錠の適応は、「頭部外傷後遺症、心不全、調節性眼精疲労における調節機能の安定化、消化管機能低下のみられる慢性胃炎」となっている。

アデホスコーワ顆粒の適応は、これらの疾患に加え、「メニエール病及び内耳障害に基づくめまい」の適応がある。

剤形によって適応が違う薬、めんどくせ。

これは、用量反応試験において、ATPとして150mg/日群と300mg/日群で比較した結果、300mg/日群の方が有意に症状の改善が見られたことによる。
添付文書の用法・用量を見ると、頭部外傷後遺症などは「1回40~60mgを1日3回」となっているが、メニエール病および内耳障害に基づくめまいのみ「1回100mgを1日3回」と多くなっている。

めまいに使う用量の1回100mgをアデホスコーワ錠でやろうとすると、20mgだと1回5錠、60mgだと中途半端になってしまう。
アデホスコーワ顆粒の1g/包を使った方が楽ちん。

めまいに使うアデホスコーワの用量が多いってことを知らない医師もいて、めまいにも1日1.2gで処方される場合がある。
改善度に違いがあるので疑義照会が必要、かも。

用量別薬効試験  臨床データ(めまい関連):アデホスコーワ顆粒10%  Adetphos kowa Granule and Isobide

アデホスコーワ顆粒1包は何グラム?

処方せんによく、
「アデホスコーワ顆粒 3包」とか、グラムではなく、包とか瓶とかの記載でくる場合がある。

事務から入力の際に、「何グラムですか?」と聞かれることがありますが、「えーと、わかりません」。疑義照会です。
アデホスコーワ顆粒には、1包0.6gと1包1.0gの商品があり、1回0.6gと1.0gでは適応が違う。

0.6g/包は頭部外傷後遺症、心不全、調節性眼精疲労における調節機能の安定化、消化管機能低下のみられる慢性胃炎が適応。
1.0g/包はメニエール病及び内耳障害に基づくめまいが適応。

思い込みで調剤すると、薬局にある規格しか思い浮かばないので、要注意です。

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