更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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流行性筋痛症?筋肉痛が感染する?


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流行性筋痛症の病原特定

山形県衛生研究所が流行性筋痛症の病原特定 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 山形県衛生研究所(山形市)は、置賜地方の成人の間で2008年夏に流行した「流行性筋痛症」について、病原と見られるウイルスを特定した。

 「パレコウイルス3型」という子供の夏風邪などの原因ウイルスで、成人の病気との関わりが示されたのは世界で初めて。成果は米・疾病対策センター(CDC)が発行する雑誌の11月号に掲載された。

 ペンを握ることができないほどの握力低下。こんな症状を訴える患者が、同年夏、同地方の病院に相次いで現れた。典型的な筋痛症の初期症状だった。いずれも20~40歳代を中心とした男女で、同じ職場で働く患者がいたことや、発症時期が短期間に集中していたことから、病原を介した感染性の病気と判断された。

 米沢市立病院で22人を診断した神経内科の栗村正之医師(現公立置賜総合病院)は、「受診しなかった人や、ほかの疾患があり、病名を確定できなかった疑い例も含めると、患者数はかなり多い」と見る。県立中央病院(山形市)でも、数人が同様の症状を訴えていたことが後に判明したという。

 栗村医師らから報告を受けた県衛生研は、患者から採取した血液などで感染源の特定にかかった。ところが、流行性筋痛症を引き起こすと考えられていた「コクサッキーウイルスB型」が検出されず、水田克巳副所長は「途方に暮れました」と振り返る。

 10年10月、国立感染症研究所(東京都)が、網羅的にウイルスなどを調べる最新機械を導入したと聞き、検体の一部を送ったところ、初めてパレコウイルス3型が検出された。そこで県衛生研が改めて、栗村医師から寄せられた22人の検体を調べ直した結果、14人で同じウイルスが確認され、筋痛症の病原と見られると特定した。

 水田副所長は「子供の感染症を引き起こすウイルスだと聞いていたので、大人の筋痛症にも関係があると分かり驚いた」と話す。

 パレコウイルス3型は、2~3年に1度、子供の間で流行しており、08年は流行年だった。11年の流行時にも、県内や首都圏の成人で数例ずつ、筋痛症と似た症状を訴える患者が確認されており、県衛生研でパレコウイルス3型との関連を調べている。

 水田副所長は「子供から親に感染が広がり、大人では筋痛症の症状が出たのかもしれない」と仮説を立てる。今回の論文は、この仮説を導くまでの一連の成果をまとめたものだ。13、14年の夏にも流行が予想されていることから、水田副所長は「さらに県内外の患者を調べたい」としている。

 今回の研究成果は、CDCの「Emerging Infectious Diseases」11月号で掲載され、ホームページ上でも公表されている。

 流行性筋痛症 急な発熱や喉の腫れに加え、腕や足の筋肉の痛み、脱力などの症状が出る。ほとんどは数日から1週間で回復するが、2008年に置賜地方で流行した際は、意識障害などの重篤な患者も出た。当時、高齢者や子供で筋痛症の症状を訴えた人はなく、男性の方が女性よりも症状が強く現れたという。

(2012年10月31日 読売新聞)

流行性筋痛症。初めて聞いた。

ボルンホルム病とも言うらしい。

急な発熱や喉の腫れに加え、腕や足の筋肉の痛み、脱力などの症状が出る。

普通の風邪でも、関節痛や筋肉痛を訴える人はいますが。

でも、ペンを握ることができないほどの握力低下ってのは、特異的かな。

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