更新日:2017年1月22日.全記事数:3,130件.

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NSAIDsで血圧上昇?


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NSAIDsの昇圧作用

NSAIDsはプロスタグランジンの合成を阻害する作用があります。

NSAIDsが腎臓においてプロスタグランジン合成を抑制することで、水分やナトリウムイオンが貯留して体液循環量が増加するため、昇圧作用を示します。

降圧剤ではNSAIDsが併用注意となっているものが多い。

自分は頭痛持ちなので、NSIADsが手放せませんが。

高血圧にならないように注意しよう。

NSAIDsと血圧

NSAIDsが血圧を上昇させる機序は以下のように考えられている。

NSAIDsはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、アラキドン酸からプロスタグランジン(PG)への代謝を妨げる。

この結果、プロスタサイクリン(PGI2)やプロスタグランジン(PGE2)のような血管拡張作用およびNa利尿作用を有する物質が減少する。

これに伴って体液量が増加し、血圧が上昇する可能性がある。

健常人では、NSAIDsの投与によって血圧が上昇することはまれであるが、高齢者や腎機能が低下した患者では、体液の貯留傾向が高まることにより、血圧上昇が起きやすい。

またACE阻害薬は、ブラジキニンの分解も抑制する。

ブラジキニンはアラキドン酸の遊離を促しPGの産生を促進させる作用を有している。

従って、NSAIDsのCOX阻害作用によりアラキドン酸からPGへの代謝が阻害されれば、ACE阻害薬が持つこの部分の降圧効果も減弱してしまう。

参考書籍:日経DI2013.6

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