更新日:2017年1月2日.全記事数:3,190件.

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喘息治療薬でドーピング?


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β2刺激薬とドーピング

β2作用薬は、主に気管支拡張薬として喘息の治療に使われる一方、交感神経興奮作用、蛋白同化作用による筋肉量の増加を期待されてドーピングにも使われるため、使用が禁止されていた。

しかし、2010年からサルブタモール(最大1日量1600μg)とサルメテロールの吸入製剤に限り使用が認められた。

さらに2011年からは、サルブタモール(最大1日量1600μg)とサルメテロールを、添付文書にて推奨される治療法により使用される場合に限り使用が認められ、使用の申告も不要となった。

その他のβ2作用薬は依然として使用が禁止されており、TUE申請が必要となる。

TUE申請

治療目的使用に係る除外措置。

禁止物質・方法を治療目的で使用したい競技者が申請して認められれば、それらが使用できる手続き。

喘息治療薬とドーピング

国際的な大会や国体などのスポーツ競技では、ドーピング防止規定で使用禁止薬が定められており、喘息治療薬では「β2刺激薬」と「糖質コルチコイド」が該当します。

しかし、治療目的使用に係る除外措置(TUE)として、TUE申請またはドーピング検査時の申告により、一部の薬剤では限定された投与経路(吸入)での使用が認められています。

使用禁止になっているのは、ツロブテロール塩酸塩(ホクナリン)、プロカテロール塩酸塩水和物(メプチン)、クレンブテロール塩酸塩(スピロペント)、オルシプレナリン硫酸塩(アロテック)などです。

風邪薬とドーピング

風邪薬を飲んで足が速くなるわけではありませんが、ドーピングにひっかかることがあります。

エフェドリンやカフェインが原因になることが多いようです。

β遮断薬でドーピング?

心臓の働きを増すβ刺激薬がドーピングに使われるのはわかりますが、心臓の働きを抑えるβ遮断薬もドーピングの禁止物質に指定されています。
心臓のドキドキを抑えることで有利になる競技。

スキージャンプのように強度のストレス時には、交感神経支配が優位になる、

これを抑える作用により、心機能の亢進を抑制し、パフォーマンスにプラスに働くことが考えられるため、特定の競技において競技会(時)に限って、禁止されている(ただし、アーチェリー、射撃は競技会外においても禁止)。

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