更新日:2017年1月31日.全記事数:3,169件.

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糖尿病患者はアルツハイマーになりやすい?


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アルツハイマー遺伝子と糖尿病の関連性

アルツハイマーは糖尿病と関連性有り アルツハイマーは糖尿病と関連性有り – QLifePro医療ニュース

アルツハイマー 遺伝子と糖尿病の関連性

ニューヨーク市立大学の研究チームは、糖尿病を引き起こす遺伝子がアルツハイマーと関連があることをを突き止めた。

英・82万人の認知症患者

糖尿病患者がアルツハイマーになる危険性は高いことは、前から知られていたが理由はわからなかった。

イギリスでは現在、82万人のアルツハイマー患者がいる。症状の進行を遅らせる薬はあるが、進行を止める薬は、いまだに開発されていない。

今回の研究で、ニューヨーク市大学のチームは、線虫が持つ遺伝子を観察した。これらの虫は人の研究に有効な雛形であり、よく利用されるが、クリス・リー博士率いる研究チームは、インシュリンの製造段階で作用し、化学反応を起こす遺伝子を虫の中に発見した。

認知症治療に新たな一歩か

ジェネティックス紙によると、これはアルツハイマーに関係のある遺伝子としても知られている。しかし、認知症の研究にはもっと人間での臨床実験が必要とされている。

アルツハイマー患者の死後解剖では、脳細胞を破壊するタンパク質の一種、アミロイドが斑点上にこびり付いているのが発見されている。また、遺伝によるアルツハイマーの患者の脳からは、アミロイドを作り出す変異遺伝子の存在も認められる。

リー博士は次のように語る。
「糖尿病患者はアルツハイマーを発症する危険性がある。インシュリン経路は多くのメタボリック症候群の進行に関係している。さらなる効果と可能性を調べるためにより研究すべきである。」

遺伝子が原因だとしたら、もともと糖尿病になりやすい人がアルツハイマーにもなりやすい、ってことか。

糖尿病にならないように気を付けても、アルツハイマーにはなるかも知れない。

糖尿病とアルツハイマー

糖尿病予防、アルツハイマーも防げる? 科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 食後に血糖値が上がったまま下がらないなど糖尿病の危険因子を持つ人は、アルツハイマー病に特徴的な脳内のシミ「老人斑」ができやすいことが、岩城徹・九州大教授(神経病理学)らの研究でわかった。
 食事や運動などに気をつけて糖尿病を予防すれば、アルツハイマー病の発症を防げるかもしれない。
 福岡県久山町住民の長期追跡調査のデータを解析。1988年に検診を受け、98~2003年に亡くなった男女135人(平均年齢79・5歳)について、糖尿病の危険因子と老人斑の関連を調べた。老人斑が見つかったのは88人。検診で食後の血糖値が下がりにくかった人は正常な人に比べ、老人斑が認められる割合が1・7倍多かった。

糖尿病とアルツハイマーが関係しているんですね。

どちらも現代病。

食習慣が大きく影響しているのでしょう。

老人斑が見つかった88人のうちアルツハイマーを発症していた人は何人なのでしょうかね。

認知症と糖尿病

細小血管障害と大血管障害

高血糖状態を放置すると、血管内皮機能も障害され、さまざまな糖尿病合併症発症のトリガーを引く。

細い血管がダメージを受けると、糖尿病の3大合併症といわれる網膜症、腎症、神経障害をきたしやすくなり、これらを細小血管症(細小血管障害)と呼ぶ。

また、太い血管が障害されると、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの心血管イベントの原因となり、これらを大血管症(大血管障害)という。

さらに、最近では糖尿病や耐糖能異常と認知症の関連も注目されている。

疫学研究でエビデンスレベルが高いと評されるロッテルダム研究では、2型糖尿病における認知症の相対リスクは、経口薬治療群で2.4倍、インスリン治療群4.3倍を示し、世界中に衝撃を与えた。

わが国の久山町研究においても、血管性認知症の相対リスクは高血圧で4.1倍、耐糖能異常で4.2倍、アルツハイマー病の相対リスクは高血圧で0.9倍、耐糖能異常で4.6倍を示しており、どうやら糖尿病が認知症の発症リスクを高めることは否めないようだ。

なお、アルツハイマー病患者では、グリケーションにより変性した蛋白の終末産物であるAGEsの血中レベルが高いことが知られている。

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