更新日:2017年1月27日.全記事数:3,190件.

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タバコの害は根拠なし?


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タバコの害

以前、養老孟司さんが、「たばこの害や副流煙の危険は証明されていない」「禁煙運動家はたばこを取り締まる権力欲に中毒している」などと月刊誌の対談で発言して話題になりました。

科学的根拠とか、因果関係とか言われると難しい話になりますが。
喫煙者としては、タバコに害は無いと思いたいでしょうから、タバコが有害という話をしても聞く耳を持たない、といった感じでしょうか。
確かにタバコを吸っていて長寿の人もいますが、それはレアケースだろう。

ニコチンの毒性

英国王立内科学会の報告にニコチンと他の薬物を比較したものがあります。

依存のなりやすさ:ニコチン>ヘロイン>コカイン>アルコール>カフェイン
使用中止困難:(ニコチン=アルコール=コカイン=ヘロイン)>カフェイン
離脱症状:アルコール>ヘロイン>ニコチン>コカイン>カフェイン
薬物への渇望:コカイン>ヘロイン>(ニコチン=アルコール)>カフェイン
急性毒性:アルコール>(コカイン=ヘロイン)>カフェイン>ニコチン
超過死亡:ニコチン>アルコール>(コカイン=ヘロイン)>カフェイン

これによると、依存のなりやすさ、中止の困難さ、健康障害は違法な薬物以上です。

離脱症状(身体的依存)、渇望、急性毒性が弱いので害が過小評価されています。

喫煙者の肺癌リスク

国立がんセンターのホームページにも喫煙者の肺癌リスクについて書かれています。

肺がんのリスク要因を考える上で、喫煙習慣を切り離して考えることはできません。
欧米では、喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者の20倍以上とされていますが、日本人を対象とした研究(2008年)では、喫煙者の肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍という結果でした。肺がん 基礎知識:[がん情報サービス]

タバコが肺がんのリスクを高めることは間違いない。
しかし、喫煙により寿命が縮むかどうかという調査は色んな要因も絡んでくるので難しい。

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