更新日:2017年6月13日.全記事数:3,191件.

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フォルテオで癌になる?


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テリパラチド

従来の薬剤は、骨代謝マーカーを下げる働きがあったのですが、この薬は作用機序がぜんぜん違います。

PTHは持続的に投与すると破骨細胞に働き、また、1日1回24時間ごとに単回投与するすると破骨細胞に働き、また、1日1回24時間ごとに単回投与すると骨芽細胞に働きますので、骨形成も骨吸収もプラスに転じるのです。

ビスホスホネート系薬剤の2倍は骨密度が増えるはずなので、骨密度が非常に低くて骨折リスクが高い人には、早く使ったほうがいいかもしれません。

ただ、骨形成を促進するということは、蛋白同化作用がありますから、がん化を促進する可能性もあるのです。

異常な細胞増殖を来す可能性があるとされています。

2年まで

フォルテオには、「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」という適応の制限以外に、「本剤の投与は24か月までとする」と投与期間の制限も定められている。

これらの主な理由は、骨腫瘍が発生する可能性が否定できないためである。

同薬をラットに2年間皮下投与した癌原性試験において、骨肉腫を含む骨腫瘍病変の発生が投与期間、投与量に依存して認められた。

この結果、米国では臨床試験が一時中断された。

しかしその後、ラットとヒトでは骨の生理が異なり、骨肉腫がヒトで発生する可能性は低いとの結論に至り、投与期間に2年間の制限を設けた上で、骨折リスクが高い患者に絞った形で02年に米国で承認された経緯がある。

米国での発売から10年以上経過しているにもかかわらず、投与期間の制限は外れていない。

当面は「フォルテオは2年間限定の薬剤」と考えた方がよいだろう。

参考書籍:日経DI2013.3、調剤と情報2011.7

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