2018年9月24日更新.3,329記事.5,608,561文字.

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うつ病にエビリファイ?

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難治うつ病治療にエビリファイ

難治うつ病治療に「有力な選択肢」 – 医療介護CBニュース – キャリアブレイン

 今年6月に「うつ病、うつ状態」の効能が追加された抗精神薬「エビリファイ」(一般名=アリピプラゾール)について、国際医療福祉大の上島国利教授は29日、「かなりの難治例に著効した例が多く、今後の新しい治療展開として、われわれは有力な選択肢を得た」と述べた。大塚製薬が東京都内で開いたプレスセミナーで講演した。

 国民の約16人に1人が生涯に一度は発症するといわれるうつ病(大うつ病性障害)の治療について、上島教授は、「既存の抗うつ薬では、さまざまな工夫をしても、約3分の1の方は良くならない(寛解しない)というのが、うつ病の現状」と指摘した。

 こうした難治性のうつ病に対する治療戦略の一つとして、主剤と異なる分類の薬剤を加える増強療法を挙げた上で上島教授は、「今までリチウムや甲状腺ホルモン(の付加)をやってみたが、どうもそれほど効果がない。しかし、エビリファイのような第2世代の抗精神病薬をやったところ、非常に効果が良かった」と説明。プラセボ群と比較した国内の臨床試験の結果では、投与1週目から有意差が生じるなど、効果が早く現われやすいといった特長にも言及した。

 「エビリファイ」は、ドパミン系に作用し、神経伝達の乱れを調整する。国内では2006年、統合失調症の効能で承認を取得し、12年には「双極性障害における躁症状の改善」にも適応された。新たに追加された「うつ病、うつ状態」については、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)など、既存の抗うつ薬で十分な効果が認められない場合に限り、補助療法として認められた。

「選択的セロトニン再取り込み阻害剤又はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤等による適切な治療を行っても、十分な効果が認められない場合に限り、本剤を併用して投与すること。」

となっているので、併用療法しか認められていない。

ジプレキサは双極性障害のうつ状態には使えるけど、うつ病の適応は無い。

エビリファイが初のうつ病に適応のある非定型薬になるのだな。

エビリファイとうつ病

アリピプラゾール(エビリファイ)は、他の抗精神病薬とは異なり、後シナプスのドパミン受容体に結合し、ドパミン受容体を遮断すると同時に、ドパミン受容体アゴニスト作用を発揮する。

アンヘドニア(喜びや生き甲斐の消失)はドパミン活性の低下が関与していると考えられており、少量のアリピプラゾールによるドパミン受容体刺激作用が有効であると考えられている。

米国では抗うつ薬との併用療法ということで、うつ病に対しても認可されている。

現在わが国では適応外使用となるが、抗うつ薬で気分や意欲の改善が認められるも、アンヘドニアが残存するケースなどでは、アリピプラゾールの併用が行われている。

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