更新日:2017年1月2日.全記事数:3,128件.

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うつ病は心の風邪?


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うつは心の風邪?

うつは「心の風邪」とよく言われます。

しかし、本来の風邪とは違い、数日で治るものではなく、患者さんにとっては長く苦しい状態が続きますし、時には最悪の結果になることもあり得ます。

「心の風邪」という言葉は、「風邪のように誰もが発症する可能性があり、特殊な病気ではないのだから、1人で悩まずにまず受診しましょう」という意味で使われているのであり、決して「風邪のように短期間で治る病気だ」という意味ではありません。

心因性うつ病と内因性うつ病の違いは?

うつ病は以前、内因性うつ病と心因性うつ病に分けて考えられていました。

内因性うつ病とは、、体質や遺伝など内部的な要因を発症の原因とするうつ病です。
いわゆる「本当のうつ病」。

心因性うつ病とは、、ストレスなどの精神的な重圧を発症の原因とするうつ病です。
適応障害的なものです。

うつ状態レベルも含む。
現在では、内因性でも心因が発症のきっかけになる例があることから、このような分類はされていません。

うつ病とうつ状態の違いは?

恋人と別れたり、家族と死別すれば誰でもうつっぽくなりますが、うつ病というわけではありません。

臨床場面でうつ病として扱われるのはDSMの診断基準に従って、「死別反応以外のもので、2週間以上にわたり毎日続き、生活の機能障害を呈している。」というある程度の重症度を呈するものです。
でも、身近な人を亡くしたら、誰でも2週間くらい落ち込みます。

時に高揚し、また別の時には落ち込んだ気分になるといった気分の変動は、うつ病患者でなくとも一般によくみられる。
正常な気分の変動と、治療を必要とするうつ病の違いは何か。

生活上のストレスがあっても、気分転換や休日で普通にもどれば、それはただのうつ状態と言えよう。
気分転換や休日でも普通のレベルに戻らなければ、SSRIなどの抗うつ薬による治療が必要な「うつ病」となる。

しかし、現代社会で問題なのは、十分な休日もなく、気分転換ができない状態がはびこっていることではないかと思う。
ただのうつ状態なのに、うつ病として治療しなければならないのは、そこに理由があるかと。

適応障害と抑うつの違いは?

「適応障害」は、生命、財産などに直接関わる強い心理的なストレスの原因により、日常生活に支障を来たし、症状は「不安」や「抑うつ」状態が混在していることが特徴です。

「うつ病」は適応障害よりさらに苦痛が大きい状態が2週間以上持続する場合で、脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)が脳内で枯渇しているため発症するという説が有力です。

感情、思考、意欲・行動などの精神的活動がすべて一様に停滞するのが特徴です。

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