2015年10月22日更新.記事数:3,207件.4,879,175文字.

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いきなりデュロテップはダメ?

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デュロテップパッチやフェントステープといったフェンタニル貼付剤は、他のオピオイドを使っていた患者さんでなければ投与できません。

「本剤は、他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され、忍容性が確認された患者で、かつオピオイド鎮痛剤の継続的な投与を必要とする癌性疼痛の管理にのみ使用すること。」

と書かれています。

デュロテップ

フェンタニル貼付薬は72時間持続性の製剤であり、用量の変更は容易にできず、微調整が難しいため、定時使用薬として初回から使用されることはありません。

モルヒネやオキシコドン製剤で至適投与量が設定された後で、これらの製剤から切り替えて使用する必要があり、フェンタニル貼付薬製剤のデュロテップパッチの添付文書では「モルヒネ製剤から切り替えて使用」、新製剤であるデュロテップMTパッチの添付文書では「オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用」とされています。

したがって、フェンタニル貼付薬が初めて処方された患者に対しては、薬歴やお薬手帳などを通じて、他のオピオイドからの切り替えであることを確認することが必要となります。

モルヒネからフェンタニルへ

モルヒネ製剤からフェンタニル製剤へのオピオイドローテーションを行うときの注意。
フェンタニルはμ1受容体への選択性が高いため腸管への影響が少ない。

そのため、モルヒネやオキシコドンからローテーションを行う際には、便秘対策の下剤を減量または中止しないと下痢を起こすことがあるため注意が必要である。
フェンタニル製剤は、悪心・嘔吐があり内服が困難な場合に貼付剤として使用できることや、麻痺性イレウスのある場合にも腸管運動抑制への影響が少ないことでオピオイドローテーションを行うメリットがある。

オピオイドローテーション

十分な副作用対策を行っても副作用のためにオピオイドの増量ができずに期待する鎮痛効果を得られない場合に、現在使用しているオピオイドから他のオピオイドへ変更すること。

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