更新日:2017年2月14日.全記事数:3,136件.

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SSRIを飲むとイライラする?


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アクチベーションシンドローム

SSRIは従来の三環・四環系抗うつ剤に比べて副作用が少ないとされていますが、投与開始や増量の後に不眠やイライラ感などの中枢刺激様症状が出現するという報告があります。

このような抗うつ剤による中枢刺激様症状は、賦活症候群(アクチベーションシンドローム)と呼ばれています。

SSRI投与などによる急激なセロトニン濃度の変化によって、セロトニン受容体への刺激が強まり、さらに二次的にドパミン系神経やノルアドレナリン系神経の異常活動を招くことで発現すると考えられています。

FDAは、不安、焦燥、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、衝動性、アカシジア、軽躁、躁状態を、賦活症候群の症状として定義しています。

賦活症候群の発現頻度は不明ですが、不眠や不安、焦燥感など軽症の中枢刺激様症状は、SSRI服用者の10~20%に出現するとの報告があります。

SSRIでシャンビリ?

SSRIの断薬症状を「シャンビリ」と表現するのをみかける。

離脱症状は、一般に1か月以上服用後、中止または減量したときに表れやすく、頭痛やめまい、吐き気、情緒不安定、電撃感などの症状を来す。

中でもめまいは、「頭がしゃんしゃんする」「頭がぴりぴりする」といった特有の感覚がある。

過敏な人だと1回飲み忘れただけで症状が出現し、服用間隔が長いほど投与量が多いほど強い症状が出る。

再度の服薬ですぐ治まるのが特徴だ。

離脱症状の原因

SSRIを長期間服用すると、5-HT2受容体が高濃度のセロトニンにさらされ、受容体の感受性が低下していく。

この状態で急にSSRIの投与を中止すると、セロトニン欠乏状態になり、さまざまな離脱症状を引き起こすと考えられている。

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