更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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発作止めを使い過ぎると喘息死する?


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β2刺激薬

現在のように吸入ステロイドが普及する前は、発作止めのβ2刺激薬を定期的に使用させることもありました。

しかし、β2刺激薬は続けて使っていると効きにくくなってくるので、だんだんと使用回数が増えていって、最終的には効かなくなって喘息発作で死ぬ、ということがありました。

喘息発作で亡くなった方の手に、β2刺激薬の吸入剤が握り締められていたというショッキングなこともあったようです。

現在では、β2刺激吸入剤は発作止めとして、発作時にしか使われません。1日4回までと使用が制限されています。

喘息死の犯人

そのようなこともあり、発作止めの吸入剤が喘息死の犯人のように仕立て上げられたこともありましたが、結局は発作止めに頼ってしまって受診が遅れることが最大の原因であり、β2刺激吸入剤は患者さんにとっては無くてはならない薬です。

最近では逆に発作止めの吸入剤を使うのを我慢して、症状が悪化するというケースもあるようなので、1日4回という縛りをあまり強調しすぎるのもどうかと思います。

喘息発作で救急外来を受診する目安は

歩行や会話が困難になるようなひどい喘息症状が現れた場合などでは、あらかじめ処方されていた経口ステロイド薬(プレドニゾロン15~30mg)などを内服し、直ちに救急外来を受診することが必要です。

救急外来受診の目安

・苦しくて横になれない、歩行困難(かろうじて歩ける程度)などの中等度以上の喘息症状

・短時間作用性気管支拡張薬(β2刺激薬)の吸入を1~2時間おきに必要とする

・短時間作用性気管支拡張薬(β2刺激薬)を吸入しても、3時間以内に症状が改善しない

・短時間作用性気管支拡張薬(β2刺激薬)を吸入しても、症状が悪化していく

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