更新日:2016年12月31日.全記事数:3,171件.

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芍薬甘草湯がこむら返りに効く?


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芍薬甘草湯

芍薬甘草湯は、下肢の痙攣性疼痛(こむら返り、足がつる)や、急な腹痛、胃痙攣のような筋肉の痙攣を伴う疼痛に頓服としての効果があります。

連用してはいけません。

うっ血性心不全や心室頻拍の副作用が報告されており、体の中に水をためる働きもあるので、心臓病の人は服用してはいけません。

また、高血圧、腎臓病やむくみのある人は注意が必要です。

参考書籍:調剤と情報2012.12

芍薬甘草湯とこむらがえり

芍薬甘草湯が神経伝達物質として細胞内外で作用し、カリウムイオンの流出を促進させる一方、カルシウムイオンの流入を抑制させることにより筋弛緩作用を発揮するのではないかと考えられている。

構成生薬のシャクヤクは節前性に、カンゾウは節後性にアセチルコリンの作用を抑制して平滑筋の収縮を抑制する。

さらにシャクヤクは、平滑筋、骨格筋の両方に対して筋の攣縮を弛緩させる作用がある。

シャクヤクの主成分ペオニフリンには鎮痛、鎮静、鎮痙、抗炎症作用がある。

ステロイド作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用および肝庇護効果を持つカンゾウの主成分グリチルリチンが、シャクヤクの効果を強める可能性も推察されている。

こむら返りの原因

こむら返りの原因は特定できないことが多いが、運動中のこむら返りは、水・電解質代謝の不均衡や同一筋の繰り返しの使用により神経終末の活動性が上昇することで起こると考えられている。

肝硬変では水・電解質代謝異常のほか、アミノ酸代謝異常、中枢神経・脊髄神経レベルの異常、筋細胞内のカリウム・マグネシウムの減少・血中タウリン濃度の低下などが関与しているとみられている。

こむらがえりに使う薬

一般には、こむら返りに対する積極的な薬物療法は行われないが、1日に何回も痙攣を起こすような重症例では、中枢性および末梢性の筋弛緩薬や、抗てんかん薬、芍薬甘草湯、カリウム薬が投与されることもある。
ただし、いずれの薬剤も顕著な改善効果が得られないこともある。

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