更新日:2016年12月21日.全記事数:3,129件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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睡眠薬の使い分け方は?


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睡眠薬の使い分け

①消失半減期が2~4時間の超短時間作用型は、服用とともに血中濃度が上昇し、睡眠の前半に強く作用し、入眠障害に対して効果があり、翌朝の覚醒時には有効血中濃度を下回って、残薬感を残しません。
しかし、連用により日中不安をきたし、依存を生じる可能性があります。
高用量やアルコールとの併用により、健忘をきたしやすいといわれています。

②消失半減期が6~10時間の短時間作用型も、超短時間作用型とほぼ同様のプロフィールをもっています。

③消失半減期が20~30時間の中間作用型では、翌朝まである程度の血中濃度が維持されており、連用により中等度の蓄積が生じ、4~5日のうちに定常状態に達します。
したがって、覚醒時に眠気、ふらつき、頭重感などの持ち越し効果を残すことがあります。
主に入眠障害に加えて中途覚醒や早朝覚醒を主症状とするタイプに用いられます。

④消失半減期が50~100時間の長時間作用型では、血中濃度が定常状態に達するまでに1週間前後かかり、持ち越し効果や日中の精神機能に及ぼす影響も多くありますが、急に中断しても反跳性不眠や離脱症状は起こしにくいといわれています。

⑤高齢者以外の慢性の不眠には、半減期の長い睡眠薬を使用すると減量、中止が行いやすくなります。

⑥慢性の不眠症患者では、睡眠薬に対する依存とともに、睡眠薬を服用することに罪悪感を伴う感情をもっており、自分勝手な判断で睡眠薬を中断し、半減期の短い睡眠薬を服用している場合、反跳性不眠に陥ってしまうことがあります。
半減期の長い睡眠薬では反跳性不眠を生じにくいといわれています。

⑦慢性の不眠患者では眠れないことに過剰に反応し、早い時刻から就寝しようとして眠れなくなっている場合もあり、就寝時刻を少しだけ遅くにずらしてみることも不眠の改善につながる可能性があります。

⑧睡眠薬の服用後は健忘を予防するためと入眠を容易にするため、すみやかに入床することが重要です。

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