更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

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肥満で腎臓病のリスク大?


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肥満症診断基準に「関連腎臓病」追加

メタボの人は注意…肥満症診断基準に「関連腎臓病」追加(産経新聞) – goo ニュース

 「太っているが血糖の異常がなく、自覚症状もなかったのに腎臓病になっていた」-。9月下旬に発表された日本肥満学会の肥満症診断基準にこうした「肥満関連腎臓病」が追加された。腎臓病は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)との関連では主に糖尿病の合併症として知られている。人工透析になれば生活の質(QOL)が著しく低下するため、メタボを含む肥満症の人は注意が必要だ。
 ◆健診で異変
 大阪市内に住む40代後半の会社員、Aさんは身長約170センチで、8年前は90キロを超えて肥満の度合いを示すBMI(体格指数=体重『キロ』を身長『メートル』の2乗で割った数値)は31と、標準(22)を大幅に超えた肥満体だった。しかし、会社の健康診断では空腹時血糖値が正常の範囲で糖尿病予備群でもなく、腎臓の機能を示す血清クレアチニンの値は1デシリットル当たり1ミリグラムと正常の範囲内だった。
 その後、Aさんに病気を疑わせる自覚症状はなかった。
 ところが、8年ぶりの健診で異変が生じた。クレアチニンの値が1デシリットル当たり7ミリグラムと基準値をはるかに超え、人工透析の一歩手前だった。急遽(きゅうきょ)、投薬などの治療で少し改善したものの、「毎年定期健診を受けていれば、治療にまで至らなかった」と反省しきりだ。
 肥満者の慢性腎臓病(CKD)は、高血糖や高血圧によって腎臓の血管障害を起こすのが主な原因だ。ところが、そのような危険因子の影響がほとんどなくても腎臓病になる肥満関連腎臓病が増えてきたことから、同学会診断基準検討委員会(委員長=斎藤康・千葉大学長)は、新たに必須の合併症の中に盛り込んだ。メタボを含め、肥満による血行の異常や内臓脂肪が分泌する悪玉物質が関係しているとみられる。
 ◆定期的なチェックを
 Aさんは間一髪のところで免れたが、腎臓病を発症し、クレアチニンの値が1デシリットル当たり8ミリグラム以上になると人工透析が必要だ。週2~3回の透析は患者にとって肉体的・精神的負担が大きい。健康保険が使えるとはいえ、国庫負担は年間1人当たり約500万円に上り、財政を圧迫している。
 同学会の徳永勝人評議員は「ある診療機関の健診データでは、40~60代の男女で、肥満者は標準体重に比べて腎臓病関連の検査値の悪いケースが2倍近くになっている」と定期的な健康チェックを呼びかけている。
 ≪改定された肥満症診断基準≫
 日本肥満学会の肥満症診断基準は平成12年に初めて策定された。ハイリスクの肥満として内臓脂肪の影響を重視し、5年後に内科系8学会が合意したメタボリックシンドローム診断基準のおおもとの概念になった。今回の11年ぶりの改定では肥満症と診断される病気について、耐糖能障害(境界型糖尿病)や脂質異常症など10種類に、新たに「肥満関連腎臓病」を追加した。肥満を原因とする腎臓病の増加傾向を考慮したものだ。
 同学会理事長の中尾一和・京大教授は「日本肥満学会淡路宣言2011」で、来年度から新たに肥満症専門医の制度を設け、肥満症の大規模な疫学研究をスタートすることを表明した。

肥満→糖尿病→腎臓病、じゃなくてダイレクトに肥満→腎臓病も起こり得ると。

心臓とか脳の血管に比べて、腎臓の血管というのは直接命に関わらないからか、軽く扱われてる、かも。

でも、肥満オンリーの腎臓病患者ってどういう治療を行うのかな。

血圧高くなくても降圧剤使うか。

肥満を見たら腎臓病を疑え。

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