更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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メニエール病の原因は耳石?


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めまいと耳石片

めまいを引き起こす代表的な病気、メニエール病。

原因不明だと思ってましたが、解明されたのかな。

 難聴や激しいめまいを伴うメニエール病の原因とみられる耳の病変を、大阪市立大の山根英雄教授らが見つけた。
 これらの症状は平衡感覚をつかさどる耳の奥の「内耳」にリンパ液がたまって水ぶくれになり、正常な機能が損なわれて起きるが、原因は不明だった。
 山根教授らは内耳にある炭酸カルシウムの集まったもの(耳石)から小片がはがれ、液が流れる管を詰まらせるのを確認した。メニエール病は国の特定疾患に指定されている病気だが、今回の成果で詰まりを除去する根本的な治療法の開発などに期待が寄せられる。
 耳石は、人間の内耳にある袋に入っている。山根教授らは、メニエール病の患者12人と病気のない12人の協力を得て、耳石の入った袋のうち「球形のう」と呼ばれるものとその周辺をCTで観察した。
 患者8人で、袋の真下にある直径0.1ミリほどの管に耳石からはがれた小片がたまっている様子が確認できた。他の個所が詰まっているとみられる患者4人に病変はなかった。メニエール病の原因は耳石片? 小片がリンパ液の流れを妨げる – (゚∀゚)ゞカガクニュース隊 (http–www.scienceplus2ch.com-引っ越しました)

良性発作性頭位めまい症も耳石がはがれるのが原因でしたが、メニエール病も耳石が原因。

はがれた耳石を溶かす薬とか出来ればいいですね。

難しいか。骨まで溶けそう。

外科的に取り除くのも難しそう。

原因はわかっても、治療法が出来るまでには時間がかかりそう。

めまいに効く薬は?

ドラッグストアにくるお客さんで、「めまいに効く薬はありますか?」という相談を受けることがある。
めまいには色々な原因があり、それによって対応が異なるので、とりあえず医療機関への受診を勧めてみる。
脳梗塞など急を要する疾患の可能性もあるので。

しかし、ドラッグストアにくるお客さんは「とりあえず」の薬を求めてくることが多いので、脳梗塞の可能性がある程度除外できれば、とりあえずお売りできるものは無いかと考える。

医療用だとトラベルミンがめまいに使われることがある。
適応は「下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・めまい:動揺病、メニエール症候群」

しかしOTCのトラベルミンの効能効果は「乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和」
乗り物酔いにしか使えない。
これだと勧めにくい。

貧血によるめまいであれば鉄剤をお売りすることもできる。
若い女性であればそれもよし。

耳鳴りもあればナリピタンとかも良いのかも。

しかし、一番無難なのは漢方薬かな。
五苓散あたりでしのいでみるか。

めまいになったら耳鼻科?

めまいを起こす原因はさまざまです。
めまいの原因の主なものは、内耳と脳(特に小脳・脳幹部)ですが、循環器(心臓、血圧)由来のもの、頸椎の異常によるもの、精神的なものなどもあります。

貧血や眼の病気でもめまい感を感じる場合もあります。
なので、めまいの専門医に診てもらうのが一番いい。

とはいえなかなか専門医は見つからない。
なので、めまいの原因として多い、良性発作性頭位めまい症やメニエール病は耳鼻科領域の病気なので、耳鼻科で診てもらうのがいいか。

しかし、高齢でめまいを訴えられたら、脳血管障害なども一応考えなければならず、結局脳神経外科も紹介されるので、初めから脳神経外科に行ったほうがいいかも。
めまい患者は耳鼻咽喉科をはじめ、内科や脳外科を受診することが多い。
耳鼻咽喉科におけるめまい患者の割合は5~10%である。

めまいで一番多いのは?

めまいは、半規管や耳石器、前庭神経の病変を原因とする耳性めまいと、小脳や脳幹、大脳などの病変を原因とする中枢性めまいに大別することができ、一般に回転性めまいは末梢性、浮動性めまいは中枢性の病気が疑われます。

市中病院耳鼻咽喉科の外来で調べためまいの原因をみると、めまいの代表的疾患ともいわれるメニエール病は疑い例も含めて10%程度に過ぎず、めまいでもっとも多かっだのは良性発作性頭位めまい症で、疑い例も含めると42%でした。また、めまいのみを訴えて神経内科を受診した1,332例についてその原因を調べると、良性発作性頭位めまい症が疑い例も含めると54%でもっとも多く、めまいのみを訴えて来院された患者さんの中で、脳卒中はわずか2%でした。

中枢性めまいは頻度としては少ないのですが、予後に重大な影響を及ばすので、めまいを主訴として受診した患者さんには構音障害、麻痺、感覚障害、運動失調、眼球運動障害の有無を調べて脳の病変を見落とさないようにしなければなりません。

脳梗塞の一つである延髄外側の梗塞によって起こるワーレンベルグ症候群で認められるめまいの症状は、末梢性めまいによるものとの区別が困難な場合があるので、高血圧や糖尿病などの危険因子をもつ高齢者などでは画像診断が必要です。

また、心因性めまいにも注意する必要があります。
器質的異常がないにもかかわらずめまいを訴える場合、耳鼻咽喉科の医師は「めまい症」という診断名を使用することが多いのですが、その中に気分障害としてうつ病が潜んでいることがあるからです。
一方、うつ病患者で最初から精神科や心療内科を受診する例は10%程度という報告もあり、特に仮面うつ病では、精神症状が軽く身体症状を強く訴えますので、耳鼻咽喉科においても十分な注意が求められます。

なお、末梢性めまいを起こす疾患としては、良性発作性頭位めまい症、メニエール病のほかに突発性難聴、前庭神経炎、外リンパ瘻、薬物障害、聴神経腫瘍があり、良性発作性頭位めまい症と前庭神経炎を除いて、いずれも難聴を伴います。

参考書籍:クレデンシャル2011.12

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