更新日:2016年12月21日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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インスリン注射は食前に使わなきゃダメ?


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インスリンを使うタイミング

インスリンは血糖値を下げるホルモンです。
インスリン注射を空腹時に打つと低血糖になる恐れがあります。
そのため、食前に打つことが原則ですが、持続して効果のあるインスリン注射の場合は食前でも食後でも使用可能です。

各インスリン製剤の使用タイミングは、以下のとおり。

アピドラ注:1日3回毎食直前
ノボラピッド30ミックス注:1日2回朝食直前と夕食直前 or 1日1回朝食直前
ノボラピッド50ミックス注:1日2回朝食直前と夕食直前 or 1日1回朝食直前
ノボラピッド70ミックス注:1日3回毎食直前
ノボラピッド注:1日3回毎食直前
ヒューマログミックス50注:1日2回朝食直前と夕食直前 or 1日1回朝食直前
ヒューマログミックス25注:1日2回朝食直前と夕食直前 or 1日1回朝食直前
ヒューマログ注:1日3回毎食直前
ヒューマログN注:1日1回朝食直前
ノボリンR注:1日3回毎食前

ランタス注:1日1回(朝食前又は就寝前)
ランタスXR注:1日1回
レベミル注:1日1回(朝食前又は就寝前) or 1日2回(朝食前及び夕食前、又は朝食前及び就寝前)
トレシーバ注:1日1回

ランタス1日2回?

レベミルの用法は、

通常、成人では、初期は1日1回4~20単位を皮下注射する。注射時刻は夕食前又は就寝前のいずれでもよいが、毎日一定とする。他のインスリン製剤との併用において、投与回数を1日2回にする場合は朝食前及び夕食前、又は朝食前及び就寝前に投与する。投与量は患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減する。なお、他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1日4~80単位である。但し、必要により上記用量を超えて使用することがある。

1日1回でも1日2回でもいい。

しかし、ランタスの用法は、

通常、成人では、初期は1日1回4~20単位を皮下注射するが、ときに他のインスリン製剤を併用することがある。注射時刻は朝食前又は就寝前のいずれでもよいが、毎日一定とする。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減する。なお、その他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1日4~80単位である。
ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。

1日1回と決まっている。

しかし、オリジナルな処方を好む医師は、1日2回で処方してきたりする。
そのほうが効果が安定する人もいるらしい。

しかし、添付文書と用法が違うので、いちおう疑義照会が必要です。

ランタスとレベミルの用法の違いで、「朝食前又は就寝前のいずれでもよいが、毎日一定とする」と「夕食前又は就寝前のいずれでもよいが、毎日一定とする」という部分も気になる。
持効型なので、毎日一定であれば問題ないわけで、朝食前だろうが、夕食前だろうが、食後だろうが別にいい。微妙な文言が入っていると疑義照会すべきかどうか迷う。
基本的に持効型なので、大きな山はありませんが、就寝前の投与というのは夜間低血糖が気になります。

トレシーバ1日2回という処方は今のところ見たことは無い。

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