更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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エイゾプトと他の目薬の点眼間隔は?


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目薬の点眼間隔

目薬を何種類も使うとき、通常5分間は間隔を空けて、と指導されます。

しかし、5分間では短い、とされる目薬があります。
リズモンTG・チモプトールXE・ミケランLAなどの持続性製剤や、エイゾプトなどの懸濁性製剤です。

これらの薬を他の点眼薬と併用する際は、薬剤の特性が他の点眼薬によって影響を受けないように、できるだけ10分以上の間隔をあけて、これらの点眼剤を最後に点眼するのが望ましいとされます。

目薬は5分以上間隔を空けて点眼すること

目薬は5分以上間隔を空けて点眼するように言われる。

3分じゃダメか。1分じゃダメか。
せっかちな人は待ってられず、そのように聞かれることもある。

目薬3本処方されている人で、全部持続性製剤とか懸濁性製剤だったら、薬使うのに20分以上かかっちゃうもんね。
使うの忘れちゃ元も子もないし。
コンプライアンス的にも問題だし。

 専門的に言うと、目薬の目の表面(結膜嚢:けつまくのう)からの消失時間は一般的に2分と言われています。なので点眼間隔は最低2分空ければまあ大丈夫なのですが、目薬同士の相互作用を防ぐために、念のために「5分」というお願いを我々眼科専門医はしているわけです。(一部の緑内障薬では10分以上の点眼間隔が必要なものもあります。)どうして点眼間隔を5分あけないといけないの? にしわき眼科クリニック、院長日記。 – 楽天ブログ

点眼間隔1分では最初に点眼した薬が60%程度しか吸収されていない、と。
そしたら2分待てば全部吸収されているわけで、最低2分あければよいと。

目薬同士の相互作用っていうのは、どういう類のものなんだろうか。
時間さえ空ければ問題ないのかどうか。

10分待つように言われている薬は4分でもいいのかな?

懸濁性点眼液

エイゾプトは懸濁性の点眼液です。

「他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも10分以上間隔をあけてから点眼すること。」

と添付文書に記載があります。

懸濁性の薬というのは、水に溶けにくいので、吸収に時間がかかります。

ん?

10分以上間隔をあけてから点眼すること

10分以上間隔をあけてから点眼するのはエイゾプト?それとも併用する点眼液?

持続性製剤や懸濁性製剤は吸収に時間がかかるから、他の目薬と併用する際に点眼間隔を空ける。

だから持続性製剤や懸濁性製剤を使った後、10分は間隔を空ける、という意味かと思ってました。

普通の目薬→5分経過→持続性製剤や懸濁性製剤→10分経過→普通の目薬

という感じ。

しかし、

また、ゲル化する点眼液では、他の点眼液と相互に影響を受ける可能性があるため最後に点眼し、投与前も10分間の間隔をあける必要があります。点眼薬の基本と服薬指導 一緒に学ぶ調剤実務 リチェッタ:ノバルティスファーマ株式会社

リズモンTGみたいなゲル基剤点眼液は、前後10分間間隔を空けたほうが良いんですね。

懸濁性点眼液の使用間隔

懸濁性点眼液にはエイゾプト以外にも、ネバナック、ムコスタ、ベトプティックエス、フルメトロン、リボスチン、カリーユニなどがある。

ムコスタ点眼液は、

他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼すること。

ネバナック点眼液は、

他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。

ベトプティックエス、フルメトロン、リボスチン、カリーユニには点眼間隔に関する記載は無かった。

懸濁性点眼液でも明確に10分あけるとされているのはエイゾプトだけということか。

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コメント

  1. 目薬の相互作用
    ピバレフリン点眼液とチモプトール点眼液の併用で、散瞳作用助長の報告があり、これらの組み合わせは添付文書上併用注意となっています。

    薬剤師:2012/6/14

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