2018年10月15日更新.3,348記事.5,690,241文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

帯状疱疹にボルタレンはダメ?

スポンサーリンク


帯状疱疹の疼痛

疼痛に関してはアセトアミノフェンを主体に投与し、ジクロフェナクナトリウムは、脳症など重大な副作用を起こすことがあるので投与しない。

またロキソプロフェンナトリウムとバラシクロビルとの併用は、腎血流量の減少から急性腎不全を起こすことがあるため併用は避けたほうがよい。

疼痛の訴えが著しい症例や高齢者で、皮膚病変が著しい症例や高齢者、皮膚病変が重症あるいはアロディニアなどの神経因性疼痛の症状がある場合などの、帯状疱疹後神経痛への移行に関わるリスクファクターを有する症例では、初期から疼痛対策を行うことが、帯状疱疹後神経痛の合併の予防につながると考えられる。

そのため、各種の非ステロイド抗炎症薬の内服に加え、副腎皮質ステロイド、リン酸コデイン、三環系抗うつ薬などの内服や、神経ブロックなどを、積極的に抗ウイルス薬と併用する。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水疱瘡を引き起こす varicella zoster virus (VZV)の再活性化(回帰感染)によって引き起こされる皮膚疾患である。
幼少期に、VZVが上気道粘膜感染した際、症状が回復した後も神経組織に潜伏感染したままとなる。
その後、自身の免疫機能によって不活性化されているが、過労やストレス、老化、免疫機能の低下など様々な誘因により再活性化され、帯状疱疹を発症する。

患者の年齢分布のピークは60代だが、20代前半でも多くみられ、男女差はない。
発症率は年間1万人当たり50人程度で、水痘罹患者の3割程度が、一生に1度は発症する。

皮疹に先行して、チリチリ感やピリピリ感のような電撃刺激を自覚し、その後、赤斑を伴う小水疱が帯状に発生する。
水疱は5日間程度続き、やがて、びらん、あるいは潰瘍を形成する。
皮膚病変は表皮、真皮浅層に及び、その後、痂疲が形成される。

水疱を破ると2次的な細菌感染を起こしやすくなるため、水疱部分はできるだけ触らないようにする。
発症からおよそ3週間で治癒するが、皮膚に瘢痕が残ることがある。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

タグ

検査値 調剤関連資料