更新日:2015年10月22日.全記事数:3,131件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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シックデイのときメトグルコは中止?


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シックデイ

シックデイでは高血糖となりやすい状態にあるため、食事摂取が可能であれば薬物療法を中止しないのが一般的です。

しかし、ビグアナイド剤は一般に、脱水や下痢・嘔吐などがある場合は乳酸アシドーシスの危険性があるため投与が中止されます。

シックデイと乳酸アシドーシス

かぜ、気管支炎、肺炎などの急性炎症疾患、あるいは下痢、嘔吐、急性腸炎などの病気にかかった際には、摂食量が低下したり、栄養素の吸収が阻害されたりすることがあり、インスリン製剤やSU薬の減量または中止などが必要になる場合があることは広く認知されています。

メトグルコの場合、直接的にインスリン分泌を促す血糖降下薬と比較すると、摂食が不十分であっても低血糖の発現頻度は低いと考えられるため、シックデイの際の服薬指導がゆきとどかないことがあるかもしれません。

しかし、高齢者や軽度の腎機能障害合併患者には、「シックデイの時は、メトグルコを飲まないでください」と指導したほうがよい場合があります。

特に注意したいのは、脱水を伴う状態です。

発熱があっても、熱自体が乳酸アシドーシスの誘因ではないので、それに見合う分だけ十分に摂水量が確保されていれば、それほど問題はないと思います。

しかし、高齢者の下痢や夏場の摂水不足については十分注意すべきだと思います。

参考書籍:日経DI2012.3

脱水とメトグルコ

脱水時には乳酸アシドーシスが起きやすくなる。
夏場の熱中症には要注意ですね。

メトグルコの併用注意の項目に、「利尿作用を有する薬剤」とある。

脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある。脱水症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。利尿作用を有する薬剤(利尿剤、SGLT2阻害剤等)との併用時には、特に脱水に注意すること。

利尿薬やスーグラなどのSGLT2阻害薬との併用は要注意。

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