2019年3月21日更新.3,396記事.5,979,523文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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セイブルがインクレチン分泌を促進させる?

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セイブルとインクレチン

インクレチンは2種類あります。

小腸上部に分布するK細胞から分泌されるGIPと、小腸下部や大腸のL細胞から分泌されるGLP-1です。

α-GIを投与すると、小腸上部での糖吸収が抑制されます。

そのため、K細胞に対する刺激が弱まり、GIPの分泌が低下します。

しかし、セイブルだけは、薬物自身も吸収されるので、小腸下部では緩やかながらも糖吸収が起こります。

そのため、α-GIの中でセイブルのみ、小腸下部で分泌されるGLP-1が増加する可能性があります。

糖尿病状態下ではGIPよりもGLP-1のインスリン分泌促進作用のほうが強いようなので、GIP分泌は低下しても、GLP-1を増加させるセイブルは効果的なようです。

二糖類

炭水化物の多糖類は、唾液や膵液に含まれるαアミラーゼによって分解され、さらに二糖類から単糖類に分解されて吸収される。

この二糖類の分解に、小腸粘膜上皮細胞の刷子縁に存在するマルターゼやスクラーゼなどのαグルコシダーゼが関与しており、この酵素を競合的に阻害することで糖質の消化・吸収を遅延させ食後の過血糖を改善する薬剤がαグルコシダーゼ阻害薬である。

二糖類水解酵素阻害作用をKi値で比較した場合、スクラーゼやイソマルターゼに対してはボグリボース≧ミグリトール >アカルボースの順に、マルターゼに対してはアカルボース>ボグリボース>ミグリトールの順に阻害作用が強いとの報告がある。

また、トラハラーゼおよびラクターゼに対しては、ボグリボースやアカルボースは阻害作用がないが、ミグリトールでは阻害作用が認められている。

インクレチン

同量のブドウ糖を静脈内から投与した場合と経口投与した場合で比較すると、経口投与時のほうがインスリン分泌量は多いことがわかり、これは消化管から分泌されるインクレチンの効果であると考えられました。

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SGLT2阻害薬使用に伴う病態に該当しないものは?

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薬剤師

SGLT2阻害薬は糖尿病治療の中で存在感が増しつつある。次の中で、SGLT2阻害薬に伴う病態で無いものはどれか。下記から1つ選べ。
A. 低血糖
B. 脱水
C. 尿路感染症
D. ケトアシドーシス
E. サルコペニア
F. 急性腎不全

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