更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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早産予防に抗菌剤?


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早産と細菌性膣症

流産や早産の原因の一つに、細菌性膣症があるそうです。

細菌性膣症とは、何らかの原因によって乳酸桿菌を主とする膣内正常細菌叢が減少し、ガルドネラ・バジナリスやマイコプラズマ・ホミニス、嫌気性細菌などが増殖して、膣内の酸性度が下がった状態のことを指します。

普通、膣内は病原性を発揮する細菌の繁殖を抑えるためにpH3~4ぐらいの酸性に保たれています。

妊婦における細菌性膣症の頻度は10~30%といわれ、このような妊婦では、早産の確率が1.5~7倍にもなっています。

妊娠中に細菌性膣症の状態になると、膣内の病原細菌が頸管から子宮内に上行感染し、頸管炎や胎盤の一部である絨毛膜羊膜炎を引き起こすリスクが高まります。

頸管炎や絨毛膜羊膜炎を起こすと、流産や早産、前期破水に発展しやすいことが報告されています。

で、妊婦健診で細菌性膣症が疑われる患者には、フラジール膣錠やクロマイ膣錠が1週間ほど処方されます。

フラジール錠やダラシンカプセルなどの内服が処方されることもあります。

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コメント

  1. はじめまして。
    『妊婦 ダラシンカプセル』で辿り着きました。
    現在妊娠20週で、今日の妊婦健診でオリモノ検査をしました。結果は2週間後ですが、感染症を予防する意味でダラシンカプセル150mgが処方されました。
    産婦人科で処方されたものだし大丈夫だろうと思いながらも、念のため帰ってから調べてみると、妊娠中や授乳中は控えるよう書いてありました。
    心配でしたが、こちらのブログを見て、私以外にも腟炎でダラシンカプセルを処方される方もいるようで安心しました。

    ゆか:2011/9/1

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