更新日:2017年1月21日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

糖尿病よりも低血糖のほうが怖い?


スポンサーリンク

低血糖は怖い?

低血糖の説明は非常に大事ですが、必要以上に低血糖の説明をすると、患者さんが怖がって、それを自然に回避しようとして食べてしまうこともあります。
低血糖が起こると、血糖値を上げようとするホルモンも一緒に出てくるので、そのリバウンドで低血糖後に高血糖が起こることがよくあります。

それを繰り返しているうちにだんだん血糖値も上がってきてしまうことがあります。
神経質な人に低血糖の話をしてしまうと、低血糖ではないのに症状を起こしてしまう。

低血糖の多くは交感神経の症状なので、「低血糖になる」と思って緊張しただけで冷や汗が出てくる。
少しでも空腹を感じると、これは低血糖だと思って、実際には低血糖でもないのに食べてしまう。

インスリン注射をしている人で、どうしてもお腹がすいてしまうという人は、まず血糖値を測ってもらうといい。
実はお腹がすいていただけで低血糖ではなかったということがわかれば、改めることができる。

低血糖

高血糖よりも低血糖のほうが危ない、好きなものを食べて死んだほうが本望、と言って糖尿病の薬を飲まない患者さんがいます。
確かに糖尿病自体で死ぬことは今はあまりありません。

インスリンが発見される前は、糖尿病性昏睡で死に至るケースが多かったようですが。
糖尿病で怖いのは合併症です。

糖尿病合併症

糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害が糖尿病の3大合併症と言われています。
網膜症で失明になり、神経障害で足を切断し、腎症で透析治療を受けることになります。

3大合併症は細小血管障害と言われ、細い血管に起こる障害ですが、それより怖いのは心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害です。
死亡原因の上位を占めます。

確かに症状が出たときは、低血糖のほうが高血糖よりも怖いですが・・・何事もバランスです。血糖値をコントロールすることが大事です。

低血糖と脳卒中

 生活習慣が主な原因となる2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は、血糖値が高すぎるだけでなく、低すぎる場合でも、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などになる危険性が高まることが、江原夏彦・神戸市立医療センター中央市民病院医師(循環器内科)らの調査で分かった。国内で患者の血糖値を比較した大規模な追跡調査はほとんど例がなく、近く米医学誌で発表する。
 血糖管理の目標値は、日本糖尿病学会が治療指針で、過去2カ月間の平均的な血糖値を反映する「ヘモグロビンA1c」を6・5%未満で管理するよう推奨。健康な人の値は5・8%が上限とされる。
 江原医師らは、動脈硬化が進行し、2000~02年に国内で狭心症の手術を受けた患者約3600人を追跡調査。そのうち糖尿病のある患者をヘモグロビンA1cの値によって4グループに分け、糖尿病のない患者と脳卒中や心筋梗塞の発生率を比較した。
 その結果、ヘモグロビンA1cが6%以上7%未満のグループは、糖尿病のない患者と大差はなかったが、7%以上で発生率は高まった。一方で6%未満のグループも、糖尿病のない患者に比べて約1・6倍発生率が高かった。
 江原医師によると、血糖値が下がりすぎる「低血糖」になると、ストレスを感じたときに活性化される交感神経の働きで心拍数が上がる。このため、もともと傷んでいた血管に、ダメージを与えることが考えられるという。
 ただ、江原医師は「今回の結果はあくまで動脈硬化が進行した患者で、年齢など背景のばらつきもある。低血糖にも注意すべきだが、血糖値を下げるという治療の大前提は変わらない」としている。神戸新聞|くらし|低血糖でも高い脳卒中の危険 神戸の医師らが調査

動脈硬化が進行し狭心症の手術を受けた患者、についての調査なので、それ以外の人では血糖値は基本的に下げたほうがいいという前提には変わりないですね。

心臓の悪い人は、血糖値の下げすぎに注意です。

低血糖で動悸?

低血糖状態でも動悸が生じる。
低血糖状態では、副腎の髄質からはアドレナリンが分泌され、α受容体またはβ受容体が優位な器官では、交感神経の興奮が起こり、機能亢進が始まる。

不足している糖の動員をかけるべく、β受容体を介して、肝臓でのグリコーゲンの分解(糖新生)が促進され、ブドウ糖が遊離される。
心臓はβ受容体を介して興奮し、機能が亢進する。

その結果、心拍数が増え、心臓の収縮力も増し、血圧を上げようとするため、動悸や頻脈を感じることになる。
アドレナリンの分泌は、それ自体が不安感やイライラ感を起こす。

α受容体が興奮すると血管は収縮し、顔色は蒼白になり、ふるえが起こる。
交感神経が興奮することで発汗が増え、特に、額、手のひら、脇の下などに冷や汗として感じることが多い。
悪心や脱力感を覚える人もいる。

糖尿病性昏睡

血糖値が高い、という以外、特に自覚症状のない糖尿病患者のコンプライアンスは悪い。
糖尿病で死ぬことはない、むしろ低血糖のほうが怖いとも思っている。

確かに糖尿病自体で死ぬことは今はあまりありません。

インスリンが発見される前は、糖尿病性昏睡で死に至るケースが多かったようですが。

糖尿病で怖いのは合併症です。
糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害が糖尿病の3大合併症と言われています。

網膜症で失明になり、神経障害で足を切断し、腎症で透析治療を受けることになります。

3大合併症は細小血管障害と言われ、細い血管に起こる障害ですが、それより怖いのは心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害です。

死亡原因の上位を占めます。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク