2017年1月11日水曜更新.3,267記事.5,316,431文字.

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低用量ピルを飲み忘れたら?

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低用量ピルを飲み忘れた場合

低用量ピルを避妊目的で使用している患者さんの、飲み忘れたときの対処法について書き留める。

1日だけ飲み忘れた場合

飲み忘れが1日だけであれば、気づいた時に直ちに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の分も通常通りに服用させる。
つまり、その日は2錠を服用することになる。
なお、1日のうちに2錠飲んでも重大な副作用が起こったという報告はない。

2日以上連続して飲み忘れた場合

飲み忘れが2日以上連続した場合は、そのシートの残りの錠剤を飲むことをやめて、次の月経を待って新しいシートの錠剤を飲み始める。
その際、「月経第1日目」から飲み始める低用量ピルと、「月経が始まった最初の日曜日(月経が日曜日に始まったらその日)」から飲み始める低用量ピルの2種類があるので、手元の服用者添付文書の記載に従って飲み始める。
なお、次の新しいシートを飲み始めるまでは妊娠する可能性は否定できないので、他の方法で避妊するよう指導する。

低用量ピルの避妊効果が発現するまでの期間

月経周期5日目以降から低用量ピル服用を開始した場合には排卵は抑制されない可能性もあり、初回の低用量ピル服用は月経周期の第1日目から服用を開始させる。
その後は7日間の休薬期間をおいて、次周期の低用量ピル(実薬)を開始する(消退出血開始の5日目から次周期低用量ピルを始める方法では、低用量ピルでは妊娠する可能性がある)。
低用量ピルの避妊効果が確実になるまでには7日間を要する。
月経後の最初の日曜日から服用を開始するタイプの低用量ピル(サンデーピル)では、次回周期の服用開始後7日間は他の避妊方法と併用することが必要である。

ピルと吐き気

低用量ピル服用者の吐き気は、最も頻度の高い副作用であり、服用中断の最大の理由と言われる。
エストロゲンの中枢作用によるものと考えられているが、詳細は不明である。

この症状は服用開始後3ヶ月間に強く、それ以降は軽快する場合が大半である。
この吐き気は、経験的に、ピルを夕食時に食事と一緒に服用したり、就寝前に軽食と一緒に服用することで軽減されることが知られている。

また、エストロゲン含有量が少ないピルに処方変更することで改善する場合もある。
吐き気症状が強いケースでは、制吐剤が併用されることもある。

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