2015年10月29日(木)更新.3,233記事.4,963,441文字.

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ストレスがたまるとどうなる?

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ストレスとノルアドレナリン

ノルアドレナリンは、交感神経の刺激によって脳内に放出されます。

覚醒、意欲、不安、恐怖と深い関係があり、人間を含め動物において脳内で一番多く分泌されている神経伝達物質です。

ストレスを受けると分泌されるので、「ストレスホルホン」とも呼ばれます。

ストレスや恐怖に曝されるとノルアドレナリンが分泌され、闘争か逃避の態勢をとることでこの状態を終息させようとします。

この状態が続くとノルアドレナリンの分泌が過剰になりますが、さらに長期間になると消費量が分泌量を上回り、ノルアドレナリンが不足して、受容体の感受性が高まります。

その結果、ストレスへの過剰反応や、攻撃、逃避といった行動が現れます。

さらにこうした状態が続くと、ノルアドレナリンが枯渇するため意欲が低下し、無気力、無関心な状態となり、うつ病発症の一因となります。

ストレスとセロトニン

セロトニンは、不安、いらいら感、緊張感などに特に関与しており、他の神経系に抑制的に働くことでこれらを軽減させます。

人体に存在するセロトニンのうち、約98%は小腸や血中にあり、精神系に作用するのは中枢神経にあるわずか2%ですが、他の神経系とも連携し、広い範囲に影響を及ぼしています。

セロトニンはノルアドレナリンと同様、長期間のストレスに曝されると、分泌量より消費量が多くなり感情にブレーキが利かなくなります。

不足した状態が続くとうつ病、パニック障害の発症につながります。

またまれですが、セロトニン神経系への機能亢進作用を有する薬物により、副作用としてセロトニン症候群を発現することがあります。

精神症状としては、不安、焦燥、錯乱、軽躁、その他の症状としては、発熱、頻脈、発汗、腱反射亢進などがあげられます。

これらは、抗うつ薬の過剰投与や多剤投与で発症頻度が高くなるので注意が必要ですが、多くは原因薬物の中止と補液や体温冷却などの保存的な治療で改善します。

肩こりの原因はストレス?

ストレスに起因する肩や首筋の過緊張の緩和に、筋弛緩作用の比較的強いエチゾラム(デパスほか)などを使用することがある。

抗不安薬の効果として、全身の緊張をほぐし肩こり の痛みを和らげる効果があります。

また、全身の緊張をほぐす他にも、心の不安を鎮めたり気持ちを落ち着けることができるので、心のストレスからくる肩こり を抱える人にとって、抗不安薬はその威力を発揮します。

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