更新日:2015年10月22日.全記事数:3,136件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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服薬指導を調剤前にする?


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努力義務→義務

平成26年度の診療報酬改定で、「服薬状況等の確認のタイミングの明確化」というのも取り上げられている。

「服薬状況並びに残薬状況の確認及び後発医薬品の使用に関する患者の意向の確認のタイミングを、調剤を行う前の処方せん受付時とするよう見直す。」

今までは、「処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に、患者等に確認するよう努めること。」という努力義務。
今回の改定では、「処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に患者等に確認すること。」という義務に変身。

患者の体質・アレルギー歴・副作用歴等の患者についての情報の記録
患者又はその家族等からの相談事項の要点
服薬状況
残薬の状況の確認
患者の服薬中の体調の変化
併用薬等(一般用医薬品、医薬部外品及びいわゆる健康食品を含む。)の情報
合併症を含む既往歴に関する情報
他科受診の有無
副作用が疑われる症状の有無
飲食物(現に患者が服用している薬剤との相互作用が認められているものに限る。)の摂取状況等
後発医薬品の使用に関する患者の意向

この確認をどのような形で行うべきか。
新患アンケートのような確認用紙を記載してもらうか。
この確認は薬剤師が行う必要があるのか。

FAX処方せんとかは、これらの事項を確認する前に薬を取りそろえちゃいますけど。そうせざるを得ない。
FAX処方せんでは薬剤服用歴管理指導料を算定できないってことか?

とりあえず各薬局今後の取り組みを見守りたい。

調剤手順

(3) 薬剤服用歴管理指導料を算定する場合は、薬剤服用歴の記録に、次の事項等を記載する。
ア氏名・生年月日・性別・被保険者証の記号番号・住所・必要に応じて緊急時の連絡先
等の患者についての記録
イ処方した保険医療機関名及び保険医氏名・処方日・処方内容等の処方についての記録
ウ調剤日・処方内容に関する照会の要点等の調剤についての記録
エ患者の体質・アレルギー歴・副作用歴等の患者についての情報の記録
オ患者又はその家族等からの相談事項の要点
カ服薬状況
キ患者の服薬中の体調の変化
ク併用薬等(一般用医薬品、医薬部外品及びいわゆる健康食品を含む。)の情報
ケ合併症を含む既往歴に関する情報
コ他科受診の有無
サ副作用が疑われる症状の有無
シ飲食物(現に患者が服用している薬剤との相互作用が認められているものに限る。)の摂取状況等
ス後発医薬品の使用に関する患者の意向
セ服薬指導の要点
ソ指導した保険薬剤師の氏名
(4) (3)のエからスまでの事項については、処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に、患者等に確認するよう努めること。

今回、「ス後発医薬品の使用に関する患者の意向」という項目が追加になりました。

それに加え、「エからスまでの事項については、処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に、患者等に確認するよう努めること。」という文言も追加。

薬を用意する前に、ジェネリック希望の意向を聞くことで、ジェネリック使用が推進されるのではないかという思惑のようです。

しかし、それだけではありません。

患者さんからの情報収集を、調剤前にしろ、と。

なぜなら、患者さんは早く帰りたい、から。

早く帰りたい患者さんの前に調剤された薬を置いて、情報収集しようとしても、患者さんは「早く頂戴」となるでしょう。

だから、調剤手順を変えたほうがいい、と。

わかるけど、難しいですね。

テクニシャン制度が始まり、「調剤」が薬剤師の手を離れれば現実的にもなるのかな。

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