更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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抗癌剤で味覚障害?


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抗がん剤と味覚障害

化学療法時の味覚障害の原因には、抗がん剤による直接の作用、亜鉛の欠乏、化学療法に付随するものなどがある。

抗がん剤による直接作用として、抗がん剤が味を感じる味蕾や味細胞に障害を及ぼす。
ヒトの味蕾や味細胞は細胞分裂が早く、障害を受けやすい。

また味覚を伝えるためにはさまざまな神経が関与しており、抗がん剤による末梢神経障害が味覚障害の一因となっていると考えられる。

亜鉛の欠乏が味細胞の新生、交代の時間を延長させ、味細胞が変性し、味覚障害をもたらすことが知られている。
フルオロウラシル系の抗がん剤が亜鉛の吸収を低下させる作用がある。
また、経口摂取量が低下し、亜鉛の摂取量も低下して、味覚障害を引き起こすこともある。

化学療法を施行している患者では、免疫力が低下して、感染が起こりやすくなり、口腔内にカンジダ症や舌苔が発生することがある。
これらが味蕾の入り口の味孔を塞いでしまい、味覚感受性が低下することも原因となる。
口腔内を清潔に保ち、味覚障害が持続する場合は、亜鉛の投与も考慮に入れる必要がある。

味覚障害を引き起こす薬

抗癌剤による味覚障害はよく知られているが、とくにこれといった対応がとられることは少ない。
有効な手段が少ないから。
亜鉛が効くかも知れないので、サプリメントとして勧めることはできる。

味覚は温度感受性があることから口腔内を氷によって冷刺激をすることも試みる価値があるという。

「抗がん剤による味覚障害は、口の中の粘膜へのダメージや、神経へのダメージなど、いくつかの要因で起こるといわれています。たとえば、5-FU系の抗がん剤では粘膜障害が起こりやすく、舌の表面にある味蕾が障害される可能性があります。タキソールなどのタキサン系、シスプラチンなどのプラチナ系、悪性リンパ腫に使われるオンコビン(一般名ビンクリスチン)などでは、神経を介した味覚障害になることがあると考えられます」抗がん剤と放射線の副作用 味覚障害はなぜ起こる?どう対処する? がんサポート

「味覚障害を起こしやすい薬剤」にボルタレンやメイラックスが書かれているが、起こしやすいのか?

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