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イレッサ服用中グレープフルーツを食べちゃダメ?
公開. 投稿者:相互作用/薬物動態.この記事は約1分52秒で読めます.
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イレッサとグレープフルーツ
グレープフルーツには、苦味の成分であるフラノクマリン誘導体が多く含まれています。
それがイレッサ錠を体内に長くとどまらせる効果があるため、薬の作用が強く出たり、副作用などが起こったりすることがあります。
イレッサ錠を服用中の患者さんは、「グレープフルーツ」や「フラノクマリン誘導体を含む果実」の摂取を避けてください。
・フラノクマリンを含むもの
グレープフルーツ、ダイダイ(サワーオレンジ)、スウィーティー、文旦(ザボン)、夏みかん、はっさく、甘夏
・フラノクマリンを含まないもの
温州みかん、すだち、デコポン、いよかん、バレンシアオレンジ、レモン、かぼす、ゆず
フラノクマリン
グレープフルーツはフラノクマリンを多く含んでおり、これがCYP3A4を阻害することでゲフィチニブの血中濃度を上昇させる。
ゲフィチニブとグレープフルーツの相互作用については、同時服用の場合に限らず、長時間にわたり影響が持続することが確認されているため、患者にはグレープフルーツを摂取しないよう指導する必要がある。
ただし、柑橘類にはフラノクマリンをほとんど含んでいないものも存在するため、混乱を招かないよう説明し、理解を得る必要がある。
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