更新日:2015年10月22日.全記事数:3,171件.

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アルデシンAQネーザルは高血圧に禁忌?


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アルデシンAQネーザル

恥ずかしながら知らなかったのですが、アルデシンAQネーザルの原則禁忌に、「糖尿病」と「高血圧」があったそうな。

【原則禁忌】(次の患者には投与しないことを原則とするが,特に必要とする場合には慎重に投与すること)
(1)結核性疾患,呼吸器感染症の患者[症状を増悪するおそれがある。]
(2)高血圧の患者[血圧上昇を起こすおそれがある。]
(3)糖尿病の患者[症状を増悪するおそれがある。]

しかし、2010年の2月に添付文書が改訂され、現在は、

【原則禁忌】(次の患者には投与しないことを原則とするが,特に必要とする場合には慎重に投与すること)
結核性疾患の患者[症状を増悪するおそれがある。]

のみとなっており、高血圧や糖尿病患者に対する注意は、慎重投与にランクが下がっております。

点鼻薬程度で、高血圧に原則禁忌にされると使いにくいったらありゃしないね。

でも実際血圧上昇するのかな。

ベコナーゼ

以前、ベコナーゼ(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)(特定フロン使用のため、現在は販売中止)という製品では、高血圧、糖尿病などの患者に対して、原則禁忌が設けられていた。

類薬であるフルナーゼ点鼻薬はベコナーゼの原則禁忌を踏襲し、同じ記載をしていた。

さらに、アルデシンAQネーザルはベコナーゼと同じ成分であることから、ベコナーゼと同様に原則禁忌となっていた。

つまり、フルナーゼ点鼻液とアルデシンAQネーザルは、以前は、高血圧症の患者に対して「原則禁忌」だったことになる。

しかし、フルナーゼ点鼻液は、2005年の市販後調査の結果、高血圧症など基礎疾患の増悪を認めた例がなかったため、原則禁忌の項目が自主改訂にて削除された。

参考書籍:調剤と情報2013.6

ミネラルコルチコイド作用

アルドステロンをはじめミネラルコルチコイド作用を有するステロイドは、遠位曲尿細管および皮質集合管においてナトリウムイオンの再吸収を促進し、カリウムイオンやプロトンの排泄にも関与する。

合成ミネラルコルチコイドの過剰投与により、アルドステロン様物質の血中濃度が過剰となると、高ナトリウム血症、低カリウム血症、代謝性アルカローシス、血漿量増加、高血圧などが生じる可能性がある。

ベクロメタゾンとフルチカゾンの鉱質コステロイド、アルドステロン作用がどの程度あるかは明らかとなっていないので、全身への移行性と固有な血圧上昇作用との兼ね合いでどちらの薬剤がより安全であるかの決定は可能ではない。

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