更新日:2016年7月21日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ハイリスク薬一覧


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ハイリスク薬の薬効分類番号

抗悪性腫瘍剤
421アルキル化剤
422代謝拮抗剤
423抗腫瘍性抗生物質製剤
424抗腫瘍性植物成分製剤
429その他の腫瘍用剤
「抗悪性腫瘍剤」には、薬効分類上の「腫瘍用薬」が該当するほか、それ以外の薬効分類に属する医薬品であって悪性腫瘍に対する効能を有するものについて、当該目的で処方された場合が含まれる。
「抗悪性腫瘍剤」には、薬効分類上の腫瘍用薬のほか、インターフェロン、酢酸リュープロレリン等の悪性腫瘍に対する効能を有する薬剤が含まれる。

免疫抑制剤
245副腎ホルモン剤
薬効分類245「副腎ホルモン剤」に属する副腎皮質ステロイドの内服薬、注射薬及び外用薬は含まれるが、副腎皮質ステロイドの外用薬のうち、その他の薬効分類(131「眼科用剤」、132「耳鼻科用剤」、225「気管支拡張剤」、264「鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤」等)に属するものについては含まれない。
関節リウマチの治療に用いられる薬剤のうち、メトトレキサート、ミゾリビン、レフルノミド、インフリキシマブ(遺伝子組換え)、エタネルセプト(遺伝子組換え)、アダリムマブ(遺伝子組換え)及びトシリズマブ(遺伝子組換え)は含まれるが、金チオリンゴ酸ナトリウム、オーラノフィン、D-ペニシラミン、サラゾスルファピリジン、ブシラミン、ロベンザリット二ナトリウム及びアクタリットは含まれない。
移植における拒絶反応の抑制等に用いられるバシリキシマブ(遺伝子組換え)、ムロモナブ-CD3、アザチオプリン、エベロリムス、塩酸グスペリムス、タクロリムス水和物、シクロスポリン及びミコフェノール酸モフェチルは含まれる。
「免疫抑制剤」には、副腎皮質ステロイドの内服薬及び注射薬も含まれる。
「免疫抑制剤」には、抗リウマチ薬のうち、メトトレキサート、ミゾリビン及びレフルノミドは含まれるが、金チオリンゴ酸ナトリウム、オーラノフィン、D-ペニシラミン、サラゾスルファピリジン、ブシラミン、ロベンザリット二ナトリウム及びアクタリットは含まれない。

不整脈用剤
212不整脈用剤
「不整脈用剤」には、薬効分類上の「不整脈用剤」が該当するほか、それ以外の薬効分類に属する医薬品であって不整脈に対する効能を有するものについて、当該目的で処方された場合が含まれる。

抗てんかん剤
113抗てんかん薬
「抗てんかん剤」には、薬効分類上の「抗てんかん剤」が該当するほか、それ以外の薬効分類に属する医薬品であっててんかんに対する効能を有するものについて、当該目的で処方された場合が含まれる。

血液凝固阻止剤(ワルファリンカリウム、塩酸チクロピジン、硫酸クロピドグレル及びシロスタゾール並びにこれらと同様の薬理作用を有する成分を含有する内服薬に限る。)
333血液凝固阻止剤
「血液凝固阻止剤」には、血液凝固阻止目的で長期間服用するアスピリンは含まれるが、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム、塩酸サルポグレラート及び鎮痛・解熱を目的として投与されるアスピリンは対象外である。

ジギタリス製剤

テオフィリン製剤

カリウム製剤(注射薬に限る。)

精神神経用剤
117精神神経用剤
「精神神経用剤」には、薬効分類112「催眠鎮静剤、抗不安剤」に属する医薬品及び薬効分類116「抗パーキンソン剤」に属する医薬品は含まれない。
薬効分類117に属する「精神神経用剤」のみが対象であり、薬効分類112に属する「催眠鎮静剤、抗不安剤」は含まれない。

糖尿病用剤
396糖尿病用剤

膵臓ホルモン剤

抗HIV薬
625抗ウイルス剤
「抗HIV薬」には、薬効分類625「抗ウイルス剤」に属する医薬品のうち、HIV感染症、HIV-1感染症、後天性免疫不全症候群(エイズ)等の効能・効果を有するものが該当する。

ハイリスク薬

ハイリスク薬については、診療報酬上の20年度改定のQ&Aを参考にするようにということなので、「調剤報酬点数表の解釈」p190で調べてみました。

問 薬剤管理指導料の「2」の対象となる医薬品の範囲については以下の考え方でよいか。
「抗悪性腫瘍剤」には、薬効分類上の腫瘍用薬のほか、インターフェロン、酢酸リュープロレリン等の悪性腫瘍に対する効能を有する薬剤が含まれる。
「免疫抑制剤」には、副腎皮質ステロイドの内服薬及び注射薬も含まれる。
「血液凝固阻止剤」には、血液凝固阻止目的で長期間服用するアスピリンは含まれるが、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム、塩酸サルポグレラート及び鎮痛・解熱を目的として投与されるアスピリンは対象外である。

(答) その通り。

エパデール、ドルナー、プロサイリン、アンプラーグはハイリスク薬ではない、ということですね。
抗血小板薬であっても、しびれのほうに使うから、ということでしょう。

セルシンはハイリスク薬じゃない?

(問) 薬剤管理指導料の「2」の対象となる「精神神経用剤」には薬効分類112に属する「催眠鎮静剤、抗不安剤」は含まれるか。
(答) 薬効分類117に属する「精神神経用剤」のみが対象であり、薬効分類112に属する「催眠鎮静剤、抗不安剤」は含まれない。

薬効分類117のデパスやリーゼはハイリスク薬だけど、112のセルシンや睡眠薬はハイリスクではない。

特定薬剤管理指導加算を算定すべきでないケース

薬品名から自動的に特管を算定してしまうというルーチンワークをしてしまうと、個別指導で指摘されるので要注意です。

デパス
まず、デパスで自動的に特管を算定するのは危険。
1日1回という用法が多いですが、添付文書上1日1回の用法は睡眠障害の適応になるので、算定できないだろう。
1日3回で1日3mgという用量であれば「うつ病」に使われている可能性も高いので、算定は可能とも読めるが、うつ病にデパスだけで対応するケースは無い。
内科や整形外科から処方されているデパスで特管を算定するのはもってのほか。デパスで特管を算定すべきではない。

β遮断薬
β遮断薬は薬効分類番号212の抗不整脈薬に分類されているが、これまた算定するのは危険である。
各β遮断薬の適応症は以下のようになっている。

テノーミン:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈(洞性頻脈、期外収縮)
メインテート:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮、虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全、頻脈性心房細動
セロケン、ロプレソール:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈
アセタノール:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈(洞性頻脈、期外収縮、発作性上室性頻拍、新鮮心房細動、除細動後の洞調律の維持)
インデラル:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、褐色細胞腫手術時、期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動(徐脈効果)、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防、片頭痛発作の発症抑制、右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制
ナディック:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈
ミケラン:本態性高血圧症(軽症~中等症)、心臓神経症、不整脈(洞性頻脈、頻脈型不整脈、上室性期外収縮、心室性期外収縮)、狭心症
カルビスケン:本態性高血圧症(軽症~中等症) 、狭心症、洞性頻脈
アロチノロール塩酸塩:本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈、本態性振戦
アーチスト:本態性高血圧症(軽症~中等症)、腎実質性高血圧症、狭心症、虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全、頻脈性心房細動

不整脈のみに適応のあるβ遮断薬は無いので、患者インタビューにより不整脈であることが確認できなければ特管を算定できない。
不整脈であることを聴取しているにも関わらず、特管を算定していなければしていないで何か言われる可能性はあるが、基本的なスタンスとしては「β遮断薬で特管は算定しない」としておいたほうが無難。

ステロイド
プレドニンやデカドロンなどのステロイドは免疫抑制剤としてハイリスク薬に並べられていますが、正直算定してよいのかどうか微妙なケースも多い。
セレスタミンもハイリスク薬に含まれることになるが、鼻炎で使われるケースが多いので、特管を算定することはほとんどない。
プレドニゾロンの処方量も10mgまでいかない程度の量でコントロールしているケースも多く、免疫抑制剤として見てよいのかどうか、判断に迷う。
迷ったら算定しない方が無難、と個人的には思う。

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職業:管理薬剤師
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