更新日:2017年1月5日.全記事数:3,171件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

胃癌の原因はピロリ菌?


スポンサーリンク

ピロリ菌と胃がん

ピロリ菌を持っている人は持っていない人に比べて胃癌の発生率は3~6倍高いことが知られています。
厚生労働省では、1990年から15年にわたり、全国の40~69歳の男女約4万人を追跡調査。それによると、ピロリ菌の感染者は非感染者にくらべ、5.1倍、胃がんになりやすいことがわかりました。
ピロリ菌、人のタンパク質に偽装=細胞機能を破壊、病気に―東大 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の作るタンパク質が、人の体細胞内にあるタンパク質に偽装することで細胞機能を破壊し、病気をもたらすことが22日、東京大の畠山昌則教授(微生物学)の研究で明らかになった。米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 ピロリ菌の細胞機能への作用を解明したのは世界で初めて。畠山教授は「この作用が病気の原因になる」としており、胃がんなどの発病メカニズムの解明が期待できるという。
 畠山教授によると、ピロリ菌はCagAという発がん性タンパク質を人の細胞内に注入する。CagA分子には「EPIYAモチーフ」という構造があり、研究では、人の体細胞内にあるプラグミンというタンパク質が同じ構造を持っていることを発見した。
 プラグミンはEPIYAモチーフを介して酵素と結合し、細胞の増殖や配置を制御するタンパク質の機能を調整する。ピロリ菌の作るCagAはプラグミンに偽装して酵素と結合し、細胞分裂などに異常を起こすことが分かった。
 EPIYAモチーフは他の細菌が作るタンパク質にも見られ、畠山教授は「細菌が引き起こす病気の解明につながる」としている。 

CagAという発がん性タンパク質を人の細胞内に注入する。

やっぱり健康な人でもピロリ菌除菌したほうがいいのかな。

赤身の肉を食べ過ぎると胃癌になりやすい?

がん遺伝子の立体構造解明 いわき明星大の竹中教授(福島民友ニュース)

 いわき明星大(いわき市)の竹中章郎教授らの研究グループは9日までに、牛肉などの赤身肉を多量に摂取することで誘発される胃腸がんの原因となる遺伝子の立体構造を解明し学会で発表した。竹中教授は「立体構造が明らかになったことで、今後は治療薬の開発などへの応用が期待される」としている。
 赤身肉の多量摂取による発がんのメカニズムは、肉に含まれるタンパク質ミオグロビンが過剰に消化器で吸収されると細胞内で活性酸化窒素(NO+)が多量に発生。その影響で遺伝子を構成するDNAの一部、グアニン(G)塩基が変化。変化したDNAは遺伝子染色体の複製時に突然変異を引き起こし、胃腸がんになる可能性が高くなる、といわれている。
 竹中教授のグループは、この変化した部位を含むDNAの立体構造をX線解析により初めて解明した。

赤身の肉に含まれるミオグロビンが癌を引き起こすんですね。

ということで、牛肉よりも鶏肉、赤身魚よりも白身魚が良いってことかな。

肉より野菜がベストでしょうけど。

胃がん

胃癌はわが国をはじめ、アジア諸国で多い疾患である。

胃粘膜から発生し、徐々に深く浸潤し、リンパ節、腹膜播種、他臓器に転移を起こす。

粘膜内の癌であれば内視鏡治療が行える可能性があり、早期癌では縮小手術や腹腔鏡補助下の切除の適応がある。

転移のない進行癌では手術療法が標準であり、転移を有するものは抗癌薬治療の適応で、新規抗癌薬の登場により治療成績も改善しつつある。

わが国では国民の約1/3は癌で死亡することが明らかになった。

そのなかで胃癌はもっとも発生率が高く、死亡率も肺癌に次いで多い疾患である。

2001年の人口10万人あたりの死亡率は男性37.1人、女性14.6人であり、ピークであった1950年代から比べると約3割に減少している。

しかしながらその罹患率は決して減少しているとはいえず、死亡率の減少は、検診などによる早期発見によることや治療技術の向上によるものと考えられる。

世界的には、日本、韓国、中国などのアジア地区に多く発生し、国内では比較的寒冷地区や塩分摂取の多い地域に発生率が高いとされている。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク