更新日:2017年1月21日.全記事数:3,118件.

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妊婦にアダラートは禁忌?


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妊娠中毒症にアダラートは禁忌?

妊娠中毒症で血圧が上がることがあります。降圧薬で下げなければなりません。この場合、妊娠中の使用実績が豊富なアルドメットやアプレゾリンを用いるのが一般的です。重い場合や効果が不十分な場合は、カルシウム拮抗薬のアダラートなど強力な薬を使うこともあります。病気別の薬フォルダー/妊娠中の薬-2

ここにも書いてある通り、アダラートを妊婦に使うこともあります。

しかし、妊婦に禁忌。

でした。

今までは。

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は23日、カルシウム拮抗薬のニフェジピン製剤について、20週以降の妊婦に対する使用禁忌を解除することを了承した。日本産科婦人科学会から解除の要望が出ていた。関係企業に対し、添付文書の使用上の注意を改訂して差し支えないことを連絡する。安全対策調査会  ニフェジピン 20週以降妊婦への禁忌解除 日刊薬業WEB – 医薬品産業の総合情報サイト

20週以降の妊婦には投与できるようになったみたいです。

安定期に入ればOKと。

妊婦に使える降圧剤は?

メチルドーパ(アルドメット®・エルドパン®)
中枢性に交感神経を抑制することにより末梢血管抵抗の減弱をきたして血圧を下げます。副作用としては傾眠・抑うつ・肝障害があります。また、長期投与により子宮内胎児発育不全がみられることもあります。次のヒドララジンとともに妊娠中の高血圧症に対する第1選択剤です。

ヒドララジン(アプレゾリン®)
細動脈平滑筋を弛緩させることにより血管抵抗の減弱をきたして血圧を下げます。副作用としては動悸・頭痛・顆粒球減少・血小板減少等や200mg/日以上を長期に使用した場合にリウマチ様症状やSLE様症状をみることがあります。先のメチルドーパとともに妊娠中の高血圧症に対する第1選択剤です。

α ・β遮断薬(トランデート®)
α ・β遮断薬は,心拍出量にほとんど影響をあたえずに末梢血管抵抗を減弱させて血圧を低下させます。α遮断による反射性頻脈や血漿レニン活性の低下はβ 遮断により抑制されます。逆に,β遮断による糖代謝・脂質代謝への影響はα遮断により抑制されるため副作用は比較的少ないといえます。

Ca 拮抗剤(アダラート®・ペルジピン®)
細胞内へのCa の流入を阻止することにより血管平滑筋の収縮性を減弱させることで血圧を低下させます。強力な降圧作用を有するため少量投与から開始する必要があります。

 慢性の降圧にはメチルドーパが第1選択で用いられます。一方、分娩前後の緊急血圧調節など急性の降圧が必要な場合にはヒドララジンが第1選択で用いられます。

 Ca 拮抗剤やα ・β遮断薬は有効性と安全性を示す、数多くの報告がありますが、本邦では添付文書上妊婦への投与は認められていません。こうした薬剤を投与の際には十分な説明を行い同意を得ることが必要です。妊娠高血圧症候群の治療〜後編〜|産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ

妊娠中の高血圧には、おもにメチルドパや、アプレゾリンが使われる。

アプレゾリン錠10mgの100錠はバラ包装なので、分包して調剤したりした。

血管拡張薬の特徴は?

ヒドララジンが妊娠高血圧、前子癇に用いられる程度で、あまり一般的には用いられない。
副作用多く、妊娠高血圧、高血圧緊急症以外には使用しにくい。

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