2019年3月22日更新.3,397記事.5,981,264文字.

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プラザキサとPPI併用しちゃダメ?

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プラザキサとPPIの併用

プラザキサの副作用にディスペプシア(胃のむかつき、消化不良など)が多いようです。
吸収のために酒石酸を使っているのが、胃腸障害の原因かもしれないとの話。
こうした消化器症状に対してはPPIやH2ブロッカーなどの制酸剤を使います。

が、PPIを使うと、プラザキサの生物学的利用率が下がり、効果が減弱するというデータが。
プラザキサが酸性条件で吸収されやすいため、PPIの併用で吸収されにくくなる可能性があるようです。
酒石酸による酸性で吸収率が保たれているので、PPI等の制酸剤の併用で、吸収が低下する可能性があるとの話。

薬を飲む時は多めの水で飲むとよいらしい。

また、オメプラゾールはCYP2C19の阻害作用があるため、クロピドグレルと併用することによりクロピドグレルの活性代謝物への代謝が阻害され作用が減弱する可能性も。

プラザキサで胸やけ

プラザキサは血液凝固カスケードにおけるトロンビンを直接かつ選択的に阻害する抗凝固薬で、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制」を目的に使用される。同効薬のワーファリンと比較して、血液検査結果に基づく投与量の調整が不要であること、ビタミンK含有食品や薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)を介した薬剤との相互作用が少ないこと、頭蓋内出血リスクが低いことなとの利点がある。
一方、プラザキサに特徴的な副作用として、胸やけなどの上部消化管の症状が知られている。

プラザキサには75mgカプセルと110mgカプセルの2規格がある。
それぞれ長さは約18mm、約19mm、重さは約280mg、約390mgで、比重が小さく食道にとどまりやすいと考えられる。
滞留したカプセルから、プラザキサの吸収を高めるために添加されている酒石酸が溶出し、粘膜障害を起こす可能性が指摘されている。
しかし、酒石酸が添加された他の薬剤で同様の消化器症状が必ずしも多く認められるわけではないため、プラザキサの消化器症状の原因は明確ではない。
上部消化管の症状への対策として、カプセルの食道滞留を回避し確実に胃に送る服薬指導が有用であることが報告されている。
新規にプラザキサの内服を始めた患者を対象とし、薬剤師がコップ1杯程度の多めの水またはぬるま湯で服用するように指導した群では、積極的に服薬指導しなかった群に比べて、服用開始1か月以内における上部消化管の症状を評価したスコアが有意に低く、症状の発現が少なかった。
また、胸やけを主訴とする薬剤性食道潰瘍疑いの患者に、150mL以上の水で服薬するように指導したところ、3日目には胸やけ症状が消失したとの症例報告もある。

服用のタイミングも上部消化管の症状の出現に影響を与えるようである。
プラザキサの長期的な有効性と安全性について検討したRELY-ABLE試験のサブ解析で、上部消化管の症状が発現した症例において、食事中に服用するようにしたところ、症状の抑制率が88%であった。
なお、プラザキサの添付文書の用法・用量には、服用時点に関する記載はない。

以上から、プラザキサ服用に伴う上部消化管の症状に対しては、コップ1杯程度の多めの水で服用する、あるいは服用するタイミングを食後から食事の途中に変更することで、症状の改善が期待できる。
両方を行うと、より確実に胃に送り込めるようになると考えられる。

プラザキサの作用機序

塞栓症の原因となる血栓は、血液凝固カスケードによりフィブリノゲンがフィブリンへ変換されることにより形成されます。

トリプシン様セリンプロテアーゼであるトロンビンは、フィブリノゲンからフィブリンへの反応を触媒する血液凝固カスケードの重要な酵素であり、プロトロンビンが第Ⅹa因子・第Ⅴa因子複合体により活性化されることで生成され、血液凝固反応の増幅・フィブリンの形成とフィブリン塊形成促進・血小板活性化などの生理機能があります。

ダビガトラン(プラザキサ)は、血液凝固カスケードにおいて、トロンビンの活性部位に直接かつ選択的に結合することで抗凝固作用・抗血栓作用を示し、またその結合は可逆的です。

また、ダビガトランは、アンチトロンビンに依存することなく、血液中の遊離トロンビンだけでなくフィブリンに結合したトロンビンにも作用します。

プラザキサを飲んで前かがみになってはダメ?

ダビガトランには酒石酸が含まれており、その酸度により吸収性が高められているため、酒石酸による胃腸障害が問題となる可能性もある。

できるだけ多めの水で服用し、服用後に薬が逆流しないように前かがみの姿勢を避ける。

参考書籍:調剤と情報2012.2、日経DI2018.1

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モーラステープで光線過敏症を避けるために必要な期間は?

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薬剤師

モーラステープ(一般名:ケトプロフェン)を貼った場所に直射日光を当てると、光線過敏症を起こすことがある。この光線過敏症を避けるためには、テープを剥がした後どのくらいの期間、注意が必要か。
A. 1日
B. 3日
C. 1週間
D. 2週間
E. 4週間

コメント

  1. PPIのパリエットといっしょに飲まないと、とても耐えられない薬ですね。主治医はPPIとの服用は問題ない、と言っています。どちらが本当なのでしょう。

    かみお:2013/1/1

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