更新日:2015年10月22日.全記事数:3,137件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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被害妄想は認知症の始まり?もの盗られ妄想


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もの盗られ妄想

自分が何かをしまい忘れて見つからないことが続くと、失敗を受け入れられないため、誰かが盗ったに違いないと疑う。

また、いじめられたなどと思い込む。

比較的早期のADでもみられ、介護の中心となる身近な人が疑われるため困る。

参考書籍:調剤と情報2012.2

しまい忘れから、もの盗られ妄想へ

大事なものをしまい忘れるのは認知症の人なら多くの人に起こる中核症状です。

いつものしまい場所ではなく、違う場所にしまいこみ、すっかり忘れたために「通帳がなくなった!!」と始まります。

人に頼らず、自立して生きていきたい気持ちの強い人では、自分が忘れるわけなどない(忘れたなどということが受け入れられない)と思うあまり、そばで世話をしてくれている人が盗んだというもの盗られ妄想がしばしばみられます。

これは、もの忘れという中核症状に、自立心が強いという性格や、心ならずも家族に迷惑をかけているという状況が影響して起こる行動・心理症状です。

なくし物が出てくればそれでおさまる妄想ですから、周囲の人はあまり深刻にならず、疑われている介護者が疲弊しないよう心理的な支援をすることが大事です。

こういう妄想は、時期が来れば自然に見られなくなります。

妄想的になりやすい素質を持った人にストレスがかかったときに、単純なもの盗られ妄想から「嫁は家の財産を狙っている」とか「家を乗っ取られる」といった妄想に発展します。

これには「妄想的になりやすい」という素質が深く関与しているので、妄想を治療する抗精神病薬が効果を上げることが少なくありません。

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