更新日:2015年10月22日.全記事数:3,137件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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動物実験は動物虐待?


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実験動物

薬を人間に使う前には、動物に投与して安全性を確かめてから、実際に人間に投与する。
それが動物実験。動物実験に使う動物は実験動物。

実験動物はヒトに近い方が良質なデータを得られる可能性が高いと考えられるので、主に哺乳類が用いられる。大型動物としてサル、イヌ、ミニブタなどが、小型動物としてラットやマウス、モルモット、ウサギなどが用いられる。 ただし、生物学的に(進化論的に)見て「ラットよりサルの方がヒトに近い」ということをもって、「サルのほうがラットよりも良質なデータが得られる」とは一概には言い切れない。目的に応じた適切な動物種を用いることが必要とされ、さらにその”適切さ”が必ずしも既知ではない事に留意が必要である。前節との問題とも直結するが、サリドマイドの催奇性はヒトとヒツジにしか現れないことが、薬害事件の後明らかになっている。

ネズミよりもサルのほうが人間に近いので、サルを使った実験のほうが信憑性が高い、というわけでも無いらしい。

添付文書を全文検索したら、
マウス 2688件
ラット 6865件
モルモット 1020件
スナネズミ 18件
ウサギ 2269件
ハムスター 252件
フェレット 21件
イヌ 1653件
ミニブタ 17件
カニクイザル 114件
サル 1454件
チンパンジー 15件
ネコ 345件
全部が動物実験の結果ではありませんが、ラット、マウス、ウサギなどは多い。

動物虐待

 飲料大手の伊藤園(本社・東京)が4月末で動物実験を廃止したほか、化粧品の資生堂(同)も来年3月までに自社での動物実験をやめ、2013年3月までに外注も含めて全廃を目指すことがわかった。
 企業イメージのほか、欧州で動物実験をした化粧品の販売が規制されるなど、動物愛護運動の強い欧米の市場をにらんだ判断。日本の大手企業が廃止を打ち出した例はないとみられ、他の企業にも影響を与えそうだ。
 伊藤園によると、輸出先である米国の動物愛護団体と話し合い、米国の飲料大手2社も廃止したことなどから「事業のグローバル化に避けて通れない」と判断し、廃止に踏み切った。
 緑茶に含まれるカテキンの有効性の検証などは主にラットで実験していたが、今後は人の細胞などの代替法を使う。ただ、日本の特定保健用食品の許可には動物実験が求められており、将来どうしても必要な時は外部に依頼するという。
 資生堂は1980年代後半から化粧品自体の動物実験をせず、原料の動物実験もやむをえない場合に限ってきたが、欧州連合(EU)の規制に合わせ、全廃をめざす方針を今春決めた。
 EUは昨年3月から、化粧品やその原料の動物実験を全面禁止。EU域外で動物実験した化粧品の販売も反復投与毒性など5種類の実験を除いて禁止した。13年3月には全面禁止する。
 資生堂は売り上げの11%が欧州。実験の現状は明らかにしていないが、「企業の社会的責任として積極的な取り組みを進め、有識者や動物愛護団体とも意見交換の場を持つ」という。日本では、新成分の医薬部外品(薬用化粧品)の承認に動物での安全性データが原則必要だが、「新規原料の開発から従来原料の活用に軸足を移す」としている。
 化粧品の場合、中小では動物実験をしていない企業も多いが、大手ではウサギなどで目や皮膚の刺激性試験などが行われている。伊藤園・資生堂、動物実験廃止へ…欧米に配慮(読売新聞) – Yahoo!ニュース

この流れはどういうことでしょう。
医薬品にも波及するのでしょうか。
動物実験の何が悪いのか私にはわかりませんが。
動物実験で毒性が無かったからといって、人間で毒性が無いとは限らない。データとして信用が無いから廃止、とかならわかりますが。
かわいそうだから、という理由なら、なんじゃそりゃ、と言わざるを得ません。
動物の肉を食べるのも禁止、ペットも禁止にすればいいさ。

チンパンジーを動物実験に使っちゃダメ?

【AFP=時事】米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)は23日、実験動物としてチンパンジーを使用した医学研究への出資を打ち切る方針を発表した。60日間の意見公募を行った後に最終的に決定されるという。チンパンジーを用いた現在進行中の研究についても全て見直す計画だ。

チンパンジーにも「平等」の概念あり、米実験で証明

 出資打ち切りについてNIHは声明で「医療研究におけるチンパンジーの使用は極めて選択的かつ限定的な数ではあったが、これまで人間の健康向上のために重要な役割を果たしてきた。しかし、生物医学界で開発された新たな手法や技術によって、いくつかの研究分野ではチンパンジーの使用に替わる方法が提供されている」と述べている。

 チンパンジーを使用した研究はすでにわずかとなっており、2011年ではNIHが出資した研究9万4000件のうち53件のみだった。

■先進国では米国だけ

 霊長類の実験使用は、2010年に欧州連合(EU)が禁止し、日本、オーストラリアなど他の先進国も後に続いた。先進国のうち今も医学研究に霊長類を用いているのは米国だけとなっている。

 今回の動きは、霊長類の実験使用に関する方針を見直しているNIHに再評価を要請された米国医学研究所(Institute of Medicine、IOM)の勧告を、NIHが受け入れたもの。IOMは2011年の報告で、チンパンジーを使った動物実験の全面禁止こそ求めなかったものの、人間を実験対象とした研究が倫理的に不可能で、利用できる動物がチンパンジーしかいない場合などチンパンジー使用に制限を設けるよう勧告した。

 一方で同報告書は、C型肝炎ワクチンの開発や比較ゲノム研究、行動研究などの分野では依然としてチンパンジーを使用した実験が必要な場合もあると指摘していた。

 さらにIOMでは、チンパンジーを管理する際には自然の生息地か、それに似せた生態環境で飼育すべきだとも勧告した。

■チンパンジーにも快適環境を

 今回の発表でNIHは、研究用チンパンジー50匹の常時確保を求めているが、管理方法については群れでの飼育、通年で屋外に自由に出られること、1匹当たり約90平方メートルの生息密度確保など、快適な生息条件を具体的に定めている。

 米国の研究所には2011年時点で937匹のチンパンジーがいる。うち約450匹は政府関連の研究機関が所有しているが、NIHは昨年9月の発表で、2013年に110匹をルイジアナ(Louisiana)州の自然保護区に引退させる計画を明らかにした。同保護区にはすでに引退したチンパンジー109匹が余生を送っている。米政府、チンパンジー使った医療研究への出資打ち切り (AFP=時事) – Yahoo!ニュース

動物実験は要らない。らしい。

動物実験はいらない 動物実験に倫理的、医学的見地から反対します。

たしかに、動物に毒でも、人間には薬、ってこともあるし。

動物を使って実験する、ってのは古いやり方なんだろうな。

コストもかかるし。

そのうちマウスもダメってことになるのかな。

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