更新日:2016年3月4日.全記事数:3,137件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ユリーフは1日1回でも効くか?


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ユリーフ1日1回じゃダメ?

ユリーフの用法、日本では
「通常,成人にはシロドシンとして1回4mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお,症状に応じて適宜減量する。」
となっています。
ハルナールやフリバスが1日1回の用法であるので、コンプライアンス的には不利な用法。

アメリカではラパフロという名称で販売されている。
服用用法が1日1回8mg。
1日1回で良いようだ。
剤形はカプセルのようだが、とくに持続性の製剤というわけでもなさそう。

日本でも1日1回製剤を販売しようとしたようだが、失敗に終わっている。

 キッセイ薬品は1日、排尿障害改善薬「ユリーフ」(一般名=シロドシン)の1日1回投与製剤の開発を中止したと発表した。現在、成人で1日2回服用する必要があるユリーフについて、1日1回の投与で済むよう開発を進めてきたが、第2相が終了した時点で、期待していた成果が得られなかったことから開発中止を決定した。キッセイ 「ユリーフ」1日1回投与製剤、開発中止

ユリーフの半減期は6時間。
1日1回の用法のハルナールの半減期は9.0~11.6時間。フリバスは15.2±4.7時間。

やはり半減期の長さで比較するとユリーフは1日2回飲んだ方がよさそう。

フリバスは食後服用?

前立腺肥大症に使われるα1遮断薬のフリバスですが、用法が、「1日1回食後」となっている。
大抵「1日1回朝食後」という用法で処方されるであろうけども、「1日1回寝る前」という用法の処方もあり得るので、その場合には疑義照会が必要となる。

食事とフリバスの吸収については、添付文書に以下のように書かれている。

食事の影響
健康成人にナフトピジル50mgを空腹時及び食後に単回経口投与すると、最高血清中未変化体濃度到達時間はそれぞれ0.75時間及び2.20時間であり、食後投与で遅延する傾向を示し、血清中濃度-時間曲線下面積はわずかに増大したが、最高血清中濃度及び消失相の半減期に変化がなく、ナフトピジルの吸収に及ぼす食事の影響は少なかった。

食事の影響は少ないので、空腹時に投与しても問題無さそう。
ですが、注意事項として、

フリバス錠の承認された用法・用量は、「通常、成人にはナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて50~75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。」である。

とイチイチ書いてあるところが、「保険請求上の縛りは守れよ」と訴えている。

ちなみに、その他のα遮断薬の用法は、
ハルナール:1日1回食後
ユリーフ:1日2回朝夕食後
エブランチル:1日2回朝夕食後
バソメット:1日2回
カルデナリン:1日1回
ミニプレス:1日2~3回

食後の服用時点で縛られているものも多いので、「食前」や「寝る前」の処方を見たら、添付文書で確認すべし。

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