更新日:2017年1月21日.全記事数:3,136件.

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メルカゾールの処方は2週間分まで?


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2週に1回血液検査

メルカゾールの添付文書の警告には、

重篤な無顆粒球症が主に投与開始後2ヶ月以内に発現し、死亡に至った症例も報告されている。少なくとも投与開始後2ヶ月間は、原則として2週に1回、それ以降も定期的に白血球分画を含めた血液検査を実施し、顆粒球の減少傾向等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、一度投与を中止して投与を再開する場合にも同様に注意すること。

と、書かれています。

投与開始後2カ月は、原則として2週間に1回血液検査を実施する。

原則として。

来院できない事情があれば、1か月でもいいのかな。

処方は1ヶ月分して、間に1回通院してもらう、って技をしてもいいのかな。

いずれにせよ、メルカゾール服用中に血液検査せず無顆粒球症になって、副作用被害救済制度が不支給となった事例も報告されているので、血液検査は大事。

抗甲状腺薬の副作用と対策

副作用は服用開始3ヶ月以内に起こることが多い。

従って、少なくとも服用開始3ヶ月間は原則として2~3週の間隔で副作用のチェックを行う。

なかでも特に開始2ヶ月間は、2週間ごとに診察することが望ましい。

ただし、プロピルチオウラシル(PTU)によるMPO-ANCA関連血管炎症候群は、服用開始1年以上たって起こることが多いので注意を要する。

PTUがダメならMMI

抗甲状腺薬にはMMIとPTUがあるが、一方の薬剤で副作用を認めた時に、すぐに他方を投与するのは望ましくない。

というのも例えばPTU休薬後すぐにMMIを開始して肝機能障害が持続した場合、MMIでも肝機能障害が起こったのか、PTUによる肝機能障害が遷延化しているのかといった評価が難しいためである。

参考書籍:日経DI2012.5

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