更新日:2015年10月22日.全記事数:3,136件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

吸うのと間違って吐く?


スポンサードリンク

吸入手技

実際にあった吸入方法の間違い

・「吸入」すべきところで、「吐いて」いた。
・吸入器をくわえたままで「吸う、吐く」を繰り返していた。
・「すっ」「すっ」「すっ」と、短く浅く、吸入を繰り返していた。

イナビルの失敗

イナビルが処方された際には、なるべく窓口でその場で使ってもらって指導します。

しかし、まだ5歳くらいの子供に処方されているときに失敗するケースが多い。

うまく吸いこめない、吸いこむのと間違えて吐く、など。

薬剤師の目の前で吸入するのが、緊張するのかも知れない。

1回目を失敗すると、2回目も気が動転して失敗する。

失敗されると、イナビルの1度の吸入で済むというメリットもデメリットに変わってしまう。

リレンザの失敗

リレンザが処方された子供の患者さんで、次の日タミフルが処方されていました。

その子はリレンザを吸えなくて、間違って息を吐いてしまう、とのこと。結局、うまく吸うことができないのでタミフルに処方変更されたという。

息を吸うことができずに、息を吐いてしまう。

大人になると考えもつかないことですが、小さい子ではそういうこともあるらしい。

窓口で練習させてあげられれば良かったのかも知れませんが、新型インフルエンザの患者本人は窓口に来られなかったので、保護者に口頭で説明するしかありませんでした。

子供は難しいですね。

吸入剤は息を吹いてから

吸入剤、と聞くと吸うことばかりを考える。

息を吐くことが大切。

吸入口に口をつける前に、深く息を吐くのがポイント。

それを守れば、吸うのと間違えて吐く、ということもなくなる。

大人でも、普段の呼吸から大きく吸うだけの場合の呼気量と、深く吐いてから大きく吸う場合の呼気量では、かなり差がある。

吸入指導をする際に「吸入するときには、息を大きくゆっくり吸ってごらん」と言っても幼児には難しいので、マスク付きのスペーサーの場合など「フーッと、吹いてごらん」と言います。
息を吹き出せば苦しくなって必ず吸いますし、実際、吹くほうが理解しやすいようです。

スポンサードリンク

コメント

  1. コメントありがとうございます。

    薬物依存に関する注意書きは添付文書にもあるので、連用には注意が必要かと思われます。
    喘息患者に麻薬性鎮咳薬のような強い咳止めは、分泌液や異物の除去を妨げ、気道を塞ぎ症状悪化する可能性もあるので、その点からも注意が必要。常用する薬ではないと思います。
    メテバニールは14日の処方日数制限があり、依存に陥るような使い方ができる量はもらっていないと思われますが、ご注意を。

    yakuzaic:2014/12/16

  2. 私も成人になってからの喘息でシムビコートを処方されてます。一度息を吐き切ってから吸って下さいと言われ、まあそんな患者もいるんだと軽く考えておりました。呼吸が苦しくなったらメプチンエアー、持続する咳にはメテバニールを処方されてますが、メプチンはともかくメテバニールは麻薬に近い成分との事。医療用麻薬で依存症にはならないとお聞きしますが、飲みすぎて依存にはならないのでしょうか。現在最高で1日に3回服用しています。

    tohkoh6358@yahoo.co.jp

    中村 隆一:2014/12/15

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク