更新日:2015年10月22日.全記事数:3,095件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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子宮筋腫にはアゴニスト?それともアンタゴニスト?


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子宮筋腫とエストロゲン

子宮筋腫の患者ではエストロゲンの作用により、筋腫が増大していると考えられています。

エストロゲンは脳下垂体から分泌されるゴナドトロピンの指示により、卵巣から分泌されます。

ゴナドトロピンは視床下部から分泌されるゴナドトロピン放出ホルモンの指示により脳下垂体から分泌されます。

そのためゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の分泌を減らせば、エストロゲンの分泌も減ります。

GnRHの受容体に蓋をするような薬が処方されますが、その働き方にはアゴニストとアンタゴニストという二つがあります。

アンタゴニストは単純に蓋をしてゴナドトロピンを放出させないようにします。

しかし、アゴニストは逆の働きをします。

ゴナドトロピンの分泌を促進します。

これではエストロゲンの分泌が増えてしまいます。

何やってんだ、アゴニスト。

しかしこのアゴニストを繰り返し投与し続けると不思議なことが起こります。

GnRH受容体の数が減っていくのです。

これをダウンレギュレーションといいます。

まさに人体の不思議。強く働きすぎていると、体がバランスをとって弱めてくれるのですね。

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