更新日:2015年10月22日.全記事数:3,135件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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大腸菌が体を守る?


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強力ポステリザン軟膏開発の経緯

1922年、Piorkowski&Bonninは大腸菌死菌浮遊液による生菌増殖抑制及び溶菌(大腸菌数減少)をin vitroの実験で報告し、Bonninは大腸菌ワクチンの局所作用に対する学問的基礎に従って、初めて痔核等へ応用した。

大腸腸菌死菌浮遊液は白血球遊走能を高めることにより局所感染防御作用を示し、また肉芽形成促進作用による創傷治癒促進作用を示すことから、同年、ドイツのドクトル・カーデ製薬会社(ベルリン)からポステリザン軟膏及びポステリザン坐薬が発売され、急・慢性痔疾の治療と予防に有効であることが証明された。

更に、1954年から1956年にかけてドクトル・カーデ製薬会社では、このポステリザン軟膏に抗炎症作用を有するヒドロコルチゾンを配合した強力ポステリザン(軟膏)を開発し、1957年に発売されている。

特徴
1.大腸菌死菌浮遊液とヒドロコルチゾンの配合剤である。
2.抗炎症作用に加え、創傷治癒促進作用、局所感染防御作用を有する。(マウス、ラット)
3.痔核、裂肛をはじめ、各種肛門疾患に有用である。
4.使い捨てタイプの2 gチューブである。

大腸菌死菌浮遊液

ポステリザン軟膏の成分「大腸菌死菌浮遊液」って、なに? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

Q.ポステリザン軟膏の成分「大腸菌死菌浮遊液」って、なに?
A.大腸菌死菌浮遊液とは、読んで字のごとく、死んだ大腸菌が沢山浮遊している液のことです。ワクチンのような働きをし、皮膚や粘膜の抵抗力を強めて、傷ついた組織の治りをよくします。インタビューフォームに「大腸菌死菌浮遊液は白血球遊走能を高めることにより局所感染防御作用を示し、また肉芽形成促進作用による創傷治癒促進作用を示す」とあります。
肛門は大腸菌に攻撃されやすいところであるため、大腸菌から体を守ろうとします。この免疫反応を利用したのが大腸菌死菌です。大腸菌死菌は、死んでいるため大腸菌として悪影響はなく、いわばワクチンのような働きをし、皮膚や粘膜の抵抗力を強めて、傷ついた組織の治りをよくします。

微生物が水をきれいにする?

有機物(汚れ)を含んだ水が河川に流れ込むと、微生物によって徐々に分解され、きれいな水になります。

これは、川の自浄作用と呼ばれています。微生物のこうした働きにヒントを得て、活性汚泥法という下水処理法が誕生しました。

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