各ネブライザーの特徴

ネブライザー一覧

オムロン
商品情報｜その他商品｜オムロン ヘルスケア
パリ社
PARI Japan – PARI Japan
東京エムアイ商会
ネブネブドットコム｜メファー社、medel社の喘息用吸入器（ジェット式ネブライザー）、吸引器、ピークフローメーターのお取り扱い
ジェット式
パリ・ユニライト パリ社 25,200円
パリ・ターボボーイN パリ社 29,400円
パリ・ジュニアボーイN パリ社 33,600円
ネスコジェットAZ-１１ アルフレッサファーマ 36,000円
日商式コンプレッサ アルフレッサファーマ 53,000円
ヴィガーミスト フジ・レスピロニクス 19,740円
ミリコン-S 新鋭工業 36,000円
アシスター-KN-180 新鋭工業 22,400円
プロモエイドコンパクト3655 シズメメディカル 23,500円
プロモエイド5650N シズメメディカル 36,000円
ボヤージ 東京エムアイ商会 25,000円
プロムナードミニ 東京エムアイ商会 25,000円
ユーロゾル 東京エムアイ商会 16,500円
スカイネブ 東京エムアイ商会 22,000円
NE-C28 オムロン 21,000円
NE-C29 オムロン 34,650円
NE-C30 オムロン 25,200円
メッシュ式
パリ・エモーション パリ社 39,900円
エアロネブ ゴー 東レ・メディカル 47,000円
NEU-22 オムロン 30,000円

ジェットネブライザー

コンプレッサーなどで加圧された空気をノズルから液体表面に吹き付けると、毛細管から液が吸い上げられ（Venturi効果）噴射されエアロゾルが生じる。

このエアロゾルがノズル前に位置するバッフルに衝突することでさらに細かい粒子が発生する。

吸入器は携行するには大きく、駆動音が大きい。

ブテゾニド懸濁液に使用できるが、機種による噴霧効率に差を認める。

超音波ネブライザー

薬液槽底部に振動子を置き、超音波を発生させると液面付近に空洞現象（液体の引き裂かれ）が発生する。

この際、液が噴水上に盛り上がりエアロゾルが発生する。

少量吸入が難しいことから定量性が乏しく、エアロゾル濃度が高くなり低年齢児において気道の水過剰の恐れもあり、喘息治療には不向きである。

薬液表面でエアロゾルが発生するため、懸濁液は使用できない。

メッシュ式ネブライザー

超音波ネブライザーの新方式である。

超音波振動子を用いてメッシュの微細孔から薬液を押し出しエアロゾルを発生させる。

傾けても使用でき、残液量も少ない。

小型器が多く、静かで乳幼児に対しても使用しやすい。

懸濁液も使用でき、理論的にはブデゾニド吸入は可能であるが、エアロゾルの到達量に関するデータがなく、使用は見合わせていただきたい。

価格

実際に購入する場合に価格は大きなポイントとなる。

安ければ良いわけでもないが、機能と価格のバランスを評価して保護者に説明すべきかもしれない。

粒子径および流量

吸入の効果に影響する吸入器側の最大の因子は、エアロゾル粒子径である。

ジェットネブライザーでは１～１０μｍの範囲で噴霧され、３～５μｍにピークをもつ機種がより良いとされている。

最近の吸入器は基準を満たしているものが多いが、噴霧データを示してある機種から選ぶことが望ましい。

乳幼児の生理的吸気流量は６～７L/分までが適当と考えられる。

早く終わるが「売り」である、１０L/分以上の大流量吸入器は小児では避けたい。

一方、低年齢児ほど吸入時間が長くなると飽きてくるため10分以内が適当と考えられる。

音

乳幼児では睡眠時の吸入が効果的なこともあり、怖さを取り除くためにもできるだけ音が小さい吸入器が望ましい。

その他

吸入器のタイプは旧来より使用されている日商式タイプの設置用から小型で携帯可能なものまである。

小型吸入器の中には乾電池使用や車のシガーライターソケットから電源がとれるものがあり、外出、旅行には便利であるが、長期使用では耐久性は劣ると思われる。