更新日:2016年12月27日.全記事数:3,136件.

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アドレナリンとエピネフリン、どっちの名前が正しい?


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アドレナリンとエピネフリン

日本人にとってはアドレナリンという名称が馴染み深いですが、アメリカでは同じ物質のことをエピネフリンと呼びます。

アドレナリンは日本人の高峰譲吉と助手の上中啓三という人が抽出し名づけられた物質です。
エピネフリンはアメリカ人のエイベルという人が抽出した物質に名づけられました。

エピネフリンはアドレナリンとは分子式の異なる物質でしたが、高峰の死後に、エイベルは高峰の研究は自分の盗作であると主張しました。
アドレナリン発表寸前に高峰がエイベルの研究室を訪問した事実を盾に取った主張でした。

しかし、後年、上中の残した実験ノートより反証が示されており、またエイベルの方式では抽出できないことも判明して、高峰と上中のチームが最初のアドレナリンの発見者であったことが確定しています。

ヨーロッパでも高峰らの功績を認めてアドレナリンの名称が使われています。
薬の名前を何と呼ぼうが各国の勝手ですが、偉大な研究者をいつまでも盗人呼ばわりされているようで「エピネフリン」という名称は私は嫌い。

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